コーズマーケティング

コーズマーケティングとは、社会的課題の解決と収益拡大の両立を目指すマーケティング手法のこと。単なる慈善活動と違い最終的には企業のイメージアップ・収益拡大が目的。寄付金付き商品の販売が有名です。

2013年も色々な事例をまとめてきました。日本で一番事例をまとめているのって僕しかいないですよね?まー、何でもいいんですけど。

というわけで、事例を振り返りながら、コーズマーケティングとは何か改めて振り返ってみましょう。

ちなみに、大企業だろうが、中小零細企業だろうが、仕組みとしては誰でもできるものなので、2014年こそは、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

コーズマーケティングを強化するために知っておくべき記事18選

1、百貨店のコーズマーケティング事例! 売上が最大2倍の「募金百貨店プロジェクト」
首都圏でなくても、地方でもできるんです。しかも、そのネットワークがハンパないっていう。日本最大規模のコーズマーケティング事例になりそうです。

2、CSR? コーズマーケティング? ピンクリボン運動支援企業28選+α[2013年版]
大きなコーズマーケティングプロジェクトは、新規で参加しやすいですよね。

3、みんなで一緒にコーズマーケティング? 買物で社会貢献ができる「ウェブベルマーク運動」
30、40代の方は小・中学生の時によく集めたベルマーク。ウェブ版がスタートしてますよ。

4、最新iPhone5Sでも! 社会貢献できるアップル公式iPhoneケース「PRODUCT RED」
この記事は、タイミングも見計らって投稿しました(笑)。お陰さまで、かなりアクセスありました。あのアップルの公式ですからね。

5、CSRでイノベーションを! 世界のソーシャルグッド事例まとめ10
ソーシャルグッドな世界の事例をまとめた記事。欧米を中心に、世界はいつでも先進的ですな。

6、マーケター必見! 全世代で69%いる“社会貢献消費”を願う人々とは
若者を中心として、社会的消費が浸透しつつある。そんな中、企業は売上向上に彼らをターゲットに入れない手はないですよね?

7、コーズマーケティング事例の限界を超えられるか? ボルヴィック「1L for 10L」
コーズマーケティングの事例紹介で、100%出てくるボルビック。でもその現在の成績はなかなか厳しいのかも?

8、コーズマーケティングのCSR事例! “本を寄付する”新しい仕組み「チャリボン」
新しいようで、仕組み自体はそんなに目新しいものではありません。継続とNPOとのコラボを実直に進めた結果、ものすごい金額が積み上がってます。

9、後発でも結果をだせる!?コーズ・リレーテッド・マーケティング事例「い・ろ・は・す」
要は切り口というか、「どうやって価値を生み出すか?」という話です。

10、トレンドだけでは社会貢献にならない!エシカルビジネスにおける3つのポイント
エシカルの認知度は年々伸びている気がします。特にファッション系。世界の進展に、日本はどこまで追いつけるか?

11、コーズマーケティングの新事例?オーガニックコットンのその前の物語「プレオーガニックコットン」
キレイごとではすまない、社会貢献の現場。枠組みという名のものと新しい動きが進みつつあります。

12、コーズマーケティングの良事例!ディノスのECサイトでの取組み事例
ECサイトは人手が直販よりかからない分、差別化が難しいとも言われてます。売り手、買い手、世間の3方がよくなるプランは成り立つのか?

13、アパレル企業のCSR事例?グッチ「Gucci for the Green Carpet Challenge」
世界のDCブランドは、チャリティ商品をちゃんと揃えてます。日本は、そのあたりはテキトーですけどね。

14、ECサイトの可能性はいかに?社会貢献的ビジネスモデル3選
世界のECサイトは先進的。いわゆる、社会起業家がECの領域にチャレンジし始めています。

15、16億円!?イオンのCSR・コーズマーケティング「幸せの黄色いレシートキャンペーン」
イオンの継続性は素晴らしい。他のプロジェクトも実直にしているし、近くにあったらイオンに毎回買い物に行きたいくらい。

16、20億円の寄付に!アサヒビールのCSR・コーズマーケティング事例「うまい!を明日へプロジェクト」
各地方に還元という仕組みは、買い手にとってもわかりやすいです。

17、コーズマーケティングの“不都合な真実”?企業とNPOの共通の悩み3つ
わかりあえそうで、わかりあえない。倦怠の恋人たちのような、企業とNPOの関係についてひと言。

18、今年のまとめ!CSR・コーズマーケティングの事例・記事12選[2012年版]
2012年のコーズマーケティング事例のまとめです。我ながら、よくまとまっていると思います。事例をお探しの方はどうぞ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

コーズマーケティングは、当ブログでも月間数百人が検索からお越し頂く、皆さんの興味が高い(?)キーワードになっています。

企業もNPOもお客様も皆がハッピーになれる仕組みとして、2010年くらいから一気に盛り上がってきた感じがあります。

ただし、売上の数%を寄付にまわすというのは、実際簡単な話ではなりません。

1社あたり4億円以上の支出! 経団連「社会貢献活動実績調査結果2013」」にも書いた通り、経団連登録企業(調査回答があった)3割の企業がコーズマーケティングを実施(もしくは今後行う予定)しているということ。1割くらいかと思ってたのに、結構積極的なんですよね。

ですので、今更差別化戦略としてはうまくないかもしれません。まー、「他社がどうこうではなく我々は実行するんだ!」くらいの気概がないと、インパクトは出せないかもしれませんね。

自社、お客様、社会と皆がハッピーになれる仕組みをどう活用するか。利益率が1%落ちたら泣いちゃう業種は、コーズマーケティングとは違う手法を選択すべきと思いますが、参考までにどうぞ。