サスティナブルなファッション

先日、「グッチが追及するサスティナブルなファッションとは?」という記事を読んだので、
感想とまとめを。

「Gucci for the Green Carpet Challengeハンドバッグ コレクション」
というコレクションを発表したということなんですよ。

このたびグッチは、「グリーンカーペット・チャレンジ」とのパートナーシップにより、クリエイティブ・ディレクター フリーダ・ジャンニーニがデザインしたシグネチャーハンドバッグの新ラインを発表します。 世界で初めてゼロ デフォレステーション(森林破壊ゼロ)の認証を受けたアマゾンレザー製バッグは、グッチの環境意識への取り組みをさらに一歩進めるものであり、サステナブルな製品を求める現代のニーズに応えるというグッチのミッションを表しています。また同時にグッチは、ブラジル産レザーのデフォレステーションフリー化を推進するため、5万ユーロを全米野生生物連盟(NWF)に寄付しました。
グッチ ウェブサイトより)

そのハンドバックコレクションというのが、
レインフォレスト・アライアンス認証牧場のレザーを用いた、
“世界初のレザー製品”ということで注目を集めているそうです。

世界初をグッチ様がおこなったおかげで、
他の著名ブランドにも影響が及びそうで、
なんだかワクワクしている僕であります。

グッチのサスティナブルな活動

グッチCSR

なぜグッチはこのようなレザーを使うのだろう。その理由のひとつとして、商品がただ美しいだけでは、顧客の満足度を充分に満たすことが難しくなっていることが挙げられる。様々な情報が手に入りやすい現代的なマーケットでは、その商品にはどこの原産の素材が使われているのか、どのように作られたのか。商品が手元に届くまでの工程、ストーリーに対し、付加価値を見出す層が存在する。グッチによる今回の取り組みは、こうしたサステナビリティ(持続可能性)とトレーサビリティ(追跡可能性)への消費者の要求の高まりを反映しており、他のブランドが追随するような先駆的なパイオニアになっていく可能性を秘めたものだ。
(グッチが追及するサスティナブルなファッションとは?より)

それはあると思います。

食品では、トレーサビリティ、つまり、
「どこ産なの?」ってのが明記されているヤツです。

食品だと、トレーサビリティを重要視する人が多くなってきたのですが、
服飾雑貨だと、「素材はどこのものか?」というのはあまり気にされないようです。

でも、オーガニックとかロハスとかエコ、エシカルなど、
顧客の中でもそういったジャンルに興味を抱く人が少なからずいるのも事実。

グッチの今回の取組みは、本当にその一歩目ということなんでしょうね。
僕からしたら、世界のグッチ様が今更なんて思ったり思わなかったり…ね。

グッチの思想

「近年ますますブランドの配慮ある企業活動、社会的責任が重視されています。グッチはメイド・イン・イタリーを体現するだけではなく、さまざまなサステナビリティ、人道的支援、フィランソロピー活動を通じて誠実な企業でありたいと思っています。今回のグリーンカーペット・チャレンジとのプロジェクトは、企業として森林破壊の問題に対する関心喚起と具体的なアクションを起こすことにより、環境問題に積極的に取り組む姿勢を示したいと考えました」とジャンニーニは語っています。
グッチ ウェブサイトより)

ジャンニーニ氏は、このコレクションのクリエイティブ・ディレクターの方です。

プロダクトのディレクター(プロデューサー)がこういう趣旨の発言をする事自体、
非常に珍しい気がします。

CSR活動で、環境保護活動(植林など)も素晴らしいですが、
自らのサプライチェーンを含む、“身の回り”からアクションをする。

これってすごく重要な姿勢だと思うんですよね〜。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もちろん、グッチ以外にも著名ファッションブランドの多くは、
CSR活動をしています。ブルガリの活動も有名です。

有名なブランドだから、ビジネス一般でも上場会社だから、
とか言い訳ばかりしていないで、顧客のニーズがあるのなら、
社会的要請として、販路開拓として、CSR活動に取り組んで欲しいと、
消費者ながらの上から目線で思うわけであります。

だって、誰かを困らせたり、森林破壊を繰り返したジュエリーとか、
そんなんで着飾って、誰がハッピーになれるの?って話しじゃないですか。

まぁ、グッチの商品は買ったことがないので、アレですが…。
ブルガリは香水でお世話になってます。もう10年くらいかな。

[Gucci|think and act]

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