CSR調達をブラッシュアップする
取引先の不祥事は、御社の不祥事でもあります。
CSR調達ってのは「取引先にもCSRを求めていきましょう」ということです。大手ファーストフード、大手教育系企業など、取引先やパートナー会社の不祥事により本体企業が大きな打撃を受けました。数百億円レベルの損害が出たとも言われています。
CSRの要訣は、マーケティングではなくリスク・マネジメントです。今後も情報の透明性なども含めて、ますます重要になるであろう概念ですので、今一度事例をふまえて考えを整理しましょう。
CSR調達や、サプライチェーンマネジメントの役に立つような記事をまとめました。ご参考までに。
CSR調達をブラッシュアップするための良記事9選
1、エシカルビジネスはファッションから始まる? CSR調達とエシカル消費の5事例
エシカルは、本当にエシカルなのか?
2、CSR調達が国際ルールとなる時代-CSR部の社内課題も浮き彫りに
CSR調達は社外だけではなく、社内にも色々と課題があるようです。
3、CSR調達の9事例と、CSRとしての人権問題対応について
グローバル・イシューとして日本でも話題になることが増えてきた、企業の事業活動における「人権」と「調達」の話。
4、CSR調達もCSRにおけるサプライチェーン管理もできる「CSRチェックシート」
CSRセルフチェックリストの参考になりそうなネタをいくつかピックアップしました。
5、CSR調達をしないと叩かれる? サプライチェーンを意識したCSR調達事例5選
CSR調達に関する話題を事例をあわせて紹介させていただきます。
6、フェアトレードの定義とは? フェアトレードが自己矛盾なわけ
フェアトレード。あなたは、日常会話でこの単語を使ったことはありますか?
7、ISO26000の「7つの原則・7つの中核主題」は効果的なツールなのか
日本独特のCSRルールから離れる必要があり、国際的なガイドラインに準拠する必要性がでてきます。
8、マクドナルドのナゲット問題をナゲット食べながら考えてみた
「食の安心・安全」をCSRにも掲げておきながら、実はチェック体制が不十分だったという例が一番残念です。
9、CSRにおける労働衛生問題とコンプライアンス事例
サプライチェーン・マネジメントにおいても重要な概念である労働問題について。
まとめ
ただルールだけ決めればいいわけでもなく、現場で活かせる実効性のあるCSR調達ルールを作る必要がありそうです。
CSRにおいて、サプライチェーンマネジメント、調達、監査、などのリスクマネジメントはCSR部だけできるものではありませんので、統合思考のもと、全社的に進めて行くべきです。
CSR調達の自己診断、過不足と課題発見、そして、改善策を行動計画に落とし込み、年間行動計画に落とし込み、中期経営計画にブラッシュアップしていく。これを僕みたいな第三者と行なっていくのが理想です。
まずは、自社のCSR調達の現状を把握することから始めて、ステークホルダーに迷惑をかけぬよう、努力していきましょう!