アクセンチュアのCSR

11月1日にサービスインをした、「若者の心に火を点け やる気にスイッチを入れる 社会での感動体験」をテーマに、社会で体験した感動をきっかけに、若者が起動させるというプロジェクト「ユースアクティベーション」。

アスバシ教育基金のプロジェクトですが、アクセンチュアのサポートでまわしているようです。

アクセンチュアのCSR・社会貢献「ユースアクティベーション」

若者には、心を起動させる社会での体験が必要です。授業、部活動、塾など忙しい毎日を送る若者は、家族や地域社会との関係が希薄になっています。そして、大人との会話を通して「社会」や「仕事」を感じる機会も少なくなりました。

そんな中で、彼らがやがて経済や暮らしを支え、未来を築いていくためには何が必要なのでしょうか。若者はインターンシップなどで社会を体験し、様々な人や出来事と出会うことで心がゆさぶられ、スイッチが入ります。

そして、そこから自分や社会を見つめて歩き始めます。これこそ、私たちがいま何より必要と考えている「ユースアクティベーション(若者起動)」の機会なのです。
(ユースアクティベーション|Social Investment for youth activation)

グローバルのCSRのトレンドはHR(ヒューマンリソース、人的資源)への投資である、というのはこのブログで何度か言っていますが、まさに、これがそうなのかなと。

NPO支援のCSRから、NPOとのコラボというCSRにフェーズが移り始めてますね。非常に注目のプロジェクトです。

NPOと企業のコラボ事例については以下の記事を参考に。

CSV(Creating Shared Value)事例! 日本企業CSV活動事例5選
企業のCSR担当者が見るべき、NPOとの協働のポイント7つ
CSR担当者必見!NPOと企業の協働コラボ事例集「新しい協働のケース100」

CSR活動の経済性とは

他にもアクセンチュアのCSRネタを。実はウェブマガジンやってるんですよね。

答えはイエスである。しかしその前提として、基本的なサステナビリティ活動が、戦略・業務の両面で事業に完全に組み込まれる必要がある。サステナビリティを事業に組み込むためには、5つの障害(ジレンマ)を乗り越えなければならない。

今日、サステナビリティ(持続可能性)、すなわち環境的・社会的責任を果たす中で事業を行うことの重要性を、認識すらしていないという企業は、恐らく世界中どこにも存在しないだろう。
サステナビリティ活動は企業の業績に貢献するか

ふむ。2年前の記事ですが、今でも全然通用しますよね。アクセンチュアにこんな読み物的なウェブコンテンツがあったとは。非常に興味深い記事でした。

今四半期にサステナビリティへの投資を行っても、それが次の四半期の決算発表に反映されることは殆どない。現行の経理システム上やむを得ないのかもしれないが、コストと収益のミスマッチを修正しない限り、サステナビリティが業務に統合され組み込まれることはない。言い換えれば、このミスマッチがある限り、サステナビリティがハイパフォーマンス企業の真に不可欠な一部分になることはない。
サステナビリティ活動は企業の業績に貢献するか

そうそう、この葛藤。だからCSRはコストだという認識しかもたれない。“経営結果に反映されうる”KPI”の設定が重要なのです。

経済成長と環境保護は両立する、前メキシコ大統領のフェリべ・カルデロン氏は主張する。だが、行動の必要性は一刻の猶予も許さない状況にあり、世界経済が将来の気候変動にうまく適応するためには地球規模の協力体制が欠かせないとしている。
「グリーン成長:誤ったジレンマに対処する」

まー、環境問題は、特定の国の特定の場所だけよければいいってものではないですからね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アクセンチュアの日本法人がCSR活動に積極的なのは、色々な所で見聞きしてました。

グローバルなコンサル会社の出すインパクトって、めっちゃパワーありますよね。さすがです。

アクセンチュアの読み物は非常に面白いので、中小企業の社長を含めて、色々な方に読んでもらいたいです。

Outlook|アクセンチュア