CSRとはデザインである

CSRとは、企業の生き様・あり方を考え・実行すること、とも言えます。

CSR同様、“デザイン”という語は幅の広い概念ではありますが、そのヒントになるような考え方を5つほど紹介させていただきます。

CSR関連のガイドラインはISO26000をはじめとして国際規格として存在していますが、いざ、自分たちでCSRのアクションを起こそうとしても、何からやればいいか分からなくなることがあります。

そんな時にも役に立つ視点をご紹介しますので、御社のCSR活動のヒントになれれば幸いです。

CSRとは何かを学ぶための5つの視点

1、広告のあり方

CSRの枠を超える!広告と社会貢献の関係を理解するための良記事3つ

コミュニケーションを作るというCSRデザイン。

世の中には、溢れかえっている広告ですが、CSRコミュニケーションにおいても重要な要素の一つです。CSRとは、決して活動して終わりではないのです。

2、原則

Good Design10原則から学ぶ、CSRをデザインするための10のコト

CSRとは、企業価値の本質を見つめ直す作業でもあります。

想いを形にしていく(デザインしていく)のに指標となるような、デザイン原則の紹介記事となっています。

3、自己否定

CSR広告の本質はどこに?CSR広告制作における3つのマスターピース

CSRとは、その企業のあり方を、社会に問いかけることでもあります。

デザインとはグラフィカルな部分だけでなく、良い意味で、時には物議を呼ぶようなアクションにもつながります。

「私たちの考えるCSRとはコレだ!」と強くメッセージを発信できる企業は、他のCSRコミュニケーションと合わせても、美しさすら感じますよね。

4、エビデンス

みんな社会貢献に興味津々!CSR・社会貢献関連の意識調査まとめ

CSRをデザインする。それは、担当者(ディレクター)の好みで行われるべきではありません。

CSRとは、想いから始まるストーリーではあるけれど、闇雲に活動をしてもインパクトが出せない場合があります。エビデンス(根拠)を確保するためにも、市場動向は確認しておくべきでしょう。

5、ミッション

今年こそ見直そう!CSRとしての「ミッション・ビジョン・バリュー」というブランドについて

デザインとはルールを作ることである。そう発言する人もいます。CSRをデザインするという、俯瞰したCSR戦略を考え・実行する上で重要なのが、企業理念(ミッション)です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

CSRとは何かを知るために、まずは「広告のあり方、原則、自己否定、エビデンス、ミッション」の5つのポイントをしっかり押さえましょう、という話でした。

この「自己否定」、「エビデンス」という価値観を持っていないCSR担当の方って多いんですよね。絶対必要な視点なのに。

というわけで、できるだけ多くの視点からCSR活動に取り組み、より充実したものになれば幸いでございます。

関連記事
半沢直樹にはなれないっしょ! コンプライアンス違反を密告できないわけとは?
・その質問にお答えします! 「CSRとは何か?」の3つの回答
障がい者雇用における、企業と障がい者の壁とCSRとは何か