博報堂生活総合研究所「生活定点」

先日、書籍執筆をしていた時に、消費者動向のレポートを探していたのですが、こんな資料見つけました。

博報堂生活総合研究所「生活定点」

博報堂生活総合研究所では、1992年から隔年で「生活定点」調査を行っています。同じ条件で設定した調査地域で、同じ状況の調査対象者を毎回新たに抽出。同じ質問を繰り返し投げ掛け、その回答の変化を定点観測している時系列調査です。

生活全般への意識(生活気流、暮らし向きなど)、様々な生活分野の意識・行動(衣、食、住、健康、遊び、学び、働き、家族、恋愛・結婚、交際、贈答、消費、情報、メディア)、社会全般への意識(日本の行方、地球環境、国際化など)といった、生活者のありとあらゆる領域を網羅している。
(同レポートより)

という話だそうで。もちろん、読みましたが、データが膨大過ぎて読み込めてません…。

というわけで、一部だけ抜粋して紹介いたします。

博報堂生活総合研究所「生活定点」

この調査めっちゃ面白いです。まさに個人の生活行動を浮き彫りにするものなのですが、20年分のデータという厚みも素晴らしい。これが無料って…博報堂さんGJすぎます。

CSR・社会貢献につながりそうな項目としては、

消費「環境配慮で買い物意識が変わったもの」
社会意識「国や社会重視派 vs 個人生活重視派」
地球環境「環境の保護意識」、「環境破壊商品 企業の責任 vs 買う方の責任」
心理特性「信じるもの・人の善意」

などでしょうか。

環境保護意識とか面白いですよ。90年代後半からの十数年で、「意識は下がった」のです。

90年後半からエコだとか、企業でも省エネとか言っているわりには、生活者意識のなかではそんな感じらしいです。他の項目との兼ね合いもありますが、興味深い数字です。ちなみに「環境保護実践」という項目でも5%程度の減少です。

その他にも、データトピックスをまとめた資料などもありますので、まずは一度見てみるとよいでしょう。無料だし。

博報堂生活総合研究所「生活定点」

まとめ

いかがでしたでしょうか。

当ブログでも、政府から民間まで様々な機関・団体が出している、CSR・社会貢献に関わるであろう統計調査をまとめています。こちらも合わせてどうぞ。

従業員視点のCSRランキング? 「働きがいのある会社ランキング2013」
1社あたり4億円以上の支出! 経団連「社会貢献活動実績調査結果2013」
大企業のCSR担当者必見! 女性が活躍する企業事例まとめ74社
復興支援事業に取り組む企業のCSR事例113選
93%の若者は社会貢献型の意識高い系なの? 「若者の意識に関する調査2013|厚生労働省」

CSRの範疇ではもはやない? 75兆円を“捨てている”世界の食料廃棄事情
社会貢献が節税対策? 寄付(CSR)が世界で推奨されている理由とは
マーケター必見! 全世代で69%いる“社会貢献消費”を願う人々とは
企業の法人寄付も堅調に伸びた?寄付の方向を示す「米国寄付実態調査2012」
CSR格付け・CSRランキングは、健全なCSR活動を阻害しているかも