大企業のCSR担当者必見！女性が活躍する企業事例まとめ74社

2013年10月14日2020年4月25日

女性が活躍する企業事例まとめ74社

先日、経団連より「女性の活躍支援・推進に関する企業の取り組み事例集（PDF）」というレポートが出ていたのでご紹介。

しかし、このレポートは140ページ近くあり、なかなか全部は読めませんので、企業の抜粋と、簡単な解説をさせていただきます。一応、企業での女性活用は「国策」なので、企業経営者及び、CSR担当者、人事の方は要チェックの資料でございます。

経団連は、日本経済の持続的発展の実現に向けて、女性の力をより一層生かすことが重要との観点から、女性の活躍支援・推進に取り組んでいる。女性の活躍支援・推進に関する企業の自主的・積極的な取り組みを促進するため、取り組み状況を確認し、事例集としてとりまとめた。
（資料より）

ちなみに、「平均年収1000万円超の働く女性が選ぶ、女性が働きやすい企業」という調査記事では、「資生堂」と答えた人が最も多く、次いで「P＆G Japan」「ベネッセコーポレーション」と続いています。

資生堂は経団連の事例としても紹介されています。P＆Gと、ベネッセコーポレーションの事例はないのですが、匿名の企業もあり、もしかしたら該当するかもしれません。何にしても、資生堂は女性を応援する企業としてブランディングできているので、CSR部の人GJです！（担当者は色々な部署にいるとは思いますが）

株式会社IHI、旭化成株式会社、朝日生命保険相互会社、アサヒビール株式会社、株式会社イトーヨーカ堂、伊藤忠商事株式会社、ABB株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、MSD株式会社、王子ホールディングス株式会社

カシオ計算機株式会社、川崎重工業株式会社、キヤノン株式会社、京セラ株式会社、共同印刷株式会社、株式会社資生堂、住友化学株式会社、住友金属鉱山株式会社、住友生命保険相互会社、株式会社セブン-イレブン・ジャパン

全日本空輸株式会社、ソニー株式会社、株式会社損害保険ジャパン、大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、第一生命保険株式会社、テルモ株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社東芝、凸版印刷株式会社

日本電気株式会社、日本電信電話株式会社、日本生命保険相互会社、日本マイクロソフト株式会社、野村證券株式会社、株式会社野村総合研究所、パナソニック株式会社、パナホーム株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社日立製作所

藤田観光株式会社、富士電機株式会社、丸紅株式会社、みずほ証券株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、三菱商事株式会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社リクルートホールディングス、株式会社リコー

社名入りで、事例紹介がされているのは上記の50社です。あと、社名なしで、製造業14社、非製造業10社の合計74社の取り組みが結構細かく記載されてます。アカン、全部チェックした何時間かかるんや…。

気になる社名を見つけたら、ぜひチェックしてみて下さい。

大企業は男性でもなかなか役員・上級管理職にはなれないので、女性が優遇されることを嫌がる人もいるのが事実です。

「能力もないのに女だからって優遇されやがって！」みたいな妬みを持つのは構いませんが、妬んでいる暇があるならあんたが頑張って“必要とされる人材”になれよ、とも思います。

ブルームバーグの調査では、同社が提供する350を超えるESG項目のなかで「女性取締役比率」は常に検索項目トップ10に入り、ブルームバーグを通じて世界中に発信される東証一部上場企業約1,700社の企業データは、海外投資家から常に「女性取締役比率」という視点でチェックされるとも言っています。

企業の業績に「女性取締役」の数が影響すると考えている投資家が多いということですね。ただ、注意すべきは、ロジックが逆の場合もあるということです。「女性取締役が多い→業績が良い」ではなく、「業績が良い→女性取締役が多い（抜擢人事の余裕があるから）」という構図もあり得るのでは？と。

女性の活躍を支援する動きをCSR（なんか社会貢献的な？）として、なんとなくやっている大手企業もありますし、経営戦略として実施している大手企業もいることがわかりました。

見せ方というか、実施レベルで言えばCSR（企業経営）に直結する話ですし、女性のキャリアアップにおけるロールモデルにもなるわけですし、素晴らしい動きかと思います。御社の企業価値向上とヒントとなれば幸いです。