CSR報告書の目的を再考する
CSR報告書も統合思考が重要になりそうです。
2014年はCSR報告書まわりで地殻変動が多数ありました。2013年の年末に、IIRCの統合報告フレームワーク、GRI/G4発行の話と大きな動きがあり、どこまで参照するかということで、一部の先進企業で議論がありました。
2015年発行版は、統合報告の考え方も浸透し、それらの考えも取り入れたコーポレート・レポーティングになっていくんでしょうね。
というわけで、今一度2014年の最新事例やTipsなどを振り返り、年明けから本格的な制作が始まるであろうCSR報告書作成の参考していただければと思います。
CSR報告書の目的を再考するための記事
1、検索が多いCSR報告書発行企業名135社[2014年]
ウェブの検索では、こんな会社がたちが人気なのでございます。
2、CSR報告書がマンネリ化した時の3つの対処法
特に環境報告書など、コンテンツが変わらないようなものに効果アリ。
3、CSR報告書製作のガイドライン!? CSRコミュニケーションを明確にする「3C」
コンテクストってめっちゃ大事です。
4、CSR報告書作成で絶対気をつけるべき5つのポイントと前提
CSR報告書は完成してからが、本当のスタートですよ。勘違いしないでね。
5、CSR報告書閲覧サイト5選+CSR報告書作成のレポート記事5選
CSR報告書の資料請求しまくり。
6、CSR報告書担当者必見! CSR報告書の報告書からみる未来図
日経225の構成銘柄のほとんどがCSR報告書を出してるんだ。へー。
7、2013年のCSR報告書動向を振り返る「KPMGによるCSR報告に関する調査」
バリューチェーンの項目の品質向上、重要性の評価プロセスの透明化、あたりはしっかりやりましょう。
8、CSR報告書の参考にすべきCSRガイドライン7選
ISO26000は人気だけど、グローバルコンパクトも最近話題に上がることが多い気がする。
9、統合報告書制作の、“統合思考の全体最適”という可能性を考える
統合報告書がいいわるいではなく、「統合思考」という考え方はCSR報告書にも必要だと思います。
10、Apple社の最新CSRレポート「サプライヤー責任報告書2014」
Appleの事例。
まとめ
マテリアリティとインパクト。これは2015年の大きなテーマとなるでしょう。
スチュワードシップコード、コーポレート・ガバナンスコードみたいな情報開示の圧力はますます強くなります。CSR担当者の業務も年々ハードルが高くなっています。
統合報告でもCSR報告でもいいですが、マテリアリティの整理と、インパクト測定と開示を心がけて、ターゲットの「知りたいと思う情報」をしっかり開示していきましょうね。自分の言いたいことしか書かないCSR報告書が多いけど、それってただの“独り言”ですからね。ちゃんと報告書制作会社の方に評価・審査もしてもらい、適切な情報開示をしていきましょう。