CSR研修
CSRとは何かを専門家に聞きたい、教えてもらいたい。
それは、従業員数が数人の企業から数万人の企業まで、共通の悩みであると感じています。
しかし、CSR研修は他の研修より若干高い場合も多く、せっかく予算と時間をかけるなら、より実りのあるものにしてほしい。
そんなふうに考えているので、以下の3つのポイントをだいたいまとめておくと、プログラムの内容や期間など、より細かくカスタマイズできます。
CSR研修をする人・企業によって得意とすることが異なります。CSR研修のつもりが、「ワークライフバランス」の話だけで終わってしまったとか、「生物多様性」の話で終わってしまったとか…。
もちろん、それらも重要な要素なのですが、それらだけでCSRという大きな枠組みが理解できるわけではありません。自分たちは、そもそもCSRにおいて何を知りたいたいのか、学びたいのか、というCSR研修以前の部分をまとめておく必要がありまます。
とても重要なポイントですので、ぜひ参考にしてみて下さい。
CSR研修を始める前に確認すべき3つのコト
1、問題点を把握する
CSRを始めるというと、“何か新しい事”を始める企業が多いです。
しかし、CSRとは経営そのもの。新しい事をはじめるより、まずは、現状の把握を最優先すべきです。課題が明確になればなるほど課題解決に近づきます。
そもそも企業におけるCSRの課題が見えないのに、CSR研修をしても満足のいく結果などでないでしょう。
本当に何から始めれば良いかわからないという場合は、マテリアリティ(重要項目)を決めていく、というCSR研修から始めるのもよいかもしれません。
参照
・企業のCSR活動における問題点を9個ピックアップしてみた
・CSRの問題点(ボトルネック)を確認しよう! CSR推進を妨げる3つのパターン
・CSRの課題・問題点を総ざらい!課題解決のための8のアイディア
2、自社のステージを見極める
CSR活動をしているが、自社のフェーズはどの段階かわからない。そんな企業も多いと思います。
テクニカルなCSR活動ばかりに気を取られては、本質的な意義を見失う事もあります。
まずは、自分たちはどこにいて、次に目指すものは何か。フェーズを再確認することで、CSR研修の内容をより意義のあるものにできます。
参照
・CSRでブランド価値を計れ!企業のCSR到達フェーズ別の5つのポイント
・CSRの歴史は「モヤモヤCSR →シブシブCSR →儲かるCSR」である
・今年こそ見直そう!CSRとしての「ミッション・ビジョン・バリュー」というブランドについて
3、CSRの定義をする
CSRとは何か。
当たり前ですが、偉い人や有識者がCSRがこうだからと言っているはNGです。自社にとってCSRとは何か、そして、どうあるべきか。
それを把握しておかないと、外部のコンサルタントの言いなりで、結局オリジナリティやインパクトが一切ないようなものになってしまうかもしれません。
参照
・CSRの定義を再考するための11のポイント
・結局CSRとは何か? CSRの意味を再定義するための記事まとめ10選[2013年版]
・CSRコンサルティングを受ける前に知っておきたい、CSR基礎情報を学ぶ記事20選