CSR投資は本格化するのか?

CSR投資の動向はどうなのか。

投資とは慈善事業ではなく、ビジネスです。企業の価値判断にESG(環境、社会、ガバナンス)の要素が使われるようになったのは、あなたもご存知かと思います。

2013年も色々とCSR投資に関しての話題が出てきました。大きなポイントはどこにあるのでしょうか。

関連記事をまとめましたので、2013年を振り返ってみましょう!

CSR投資動向記事まとめ10選

1、投資で社会貢献ができる「社会貢献債」から考える、企業のCSR活動とその課題
途上国支援などを目的とする「社会貢献型」の債券の国内販売が伸びています。

2、情報開示は誰のため?投資家を意識したCSR情報を開示している企業が54%という件
「CSR報告書を発行している≒投資家を意識したESG情報を開示している」という構図もあるでしょうね。

3、CSR報告書の参考にすべきCSRガイドライン7選[2013年版]
投資家を意識した、CSR活動やCSR報告も、時には重要かと思います。

4、CSRの必要性を再考する! CSRのメリット・デメリットまとめ7選[2013年版]
そもそも、CSR活動において、メリット・デメリットを把握しておきましょう。投資家にツッコミされまくりです。

5、期待の金融商品!? 社会貢献型投資「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」
イギリス発のソーシャルセクターへ向けた新たな資金調達の仕組みで一旦投資家からNPOなどの活動資金を調達した後、NPOなどによる社会問題の解決の成果に応じて政府が投資家に配当を支払うモデルのことです。

6、有名CSR格付け「DJSI(ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・インデックス)」の模範解答の3つのポイント
投資と考えると、世界的なCSR格付けの存在は大きいですよね。

7、CSR報告書の未来? 先進的な非財務情報開示「統合報告」
投資家向けの企業情報開示でいえば、今年は統合報告が一段と盛り上がりましたね。

8、CSR格付け・CSRランキングは、健全なCSR活動を阻害しているかも
投資の指標が動くことで、企業のCSR活動が窮屈になっているかも、という話です。

9、ここテストにでますよ!SROI(社会的投資収益率)を理解するための3つのポイント
CSR投資とは、リターンを求める事。その考え方はしっかりと踏まえておきたい所です。

10、みんな社会貢献に興味津々!CSR・社会貢献関連の意識調査12選
当たり前ですが、投資の判断材料として、社会動向は知っておく必要があります。情報満載な記事です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

CSR投資そのものを僕はした事がないので偉そうなことは言えませんが、社会全体の動向としては拡大していく一方のようです。

拙著『この数字で世界経済のことが10倍わかる–経済のモノサシと社会のモノサシ』でも書きましたが、世界全体ではトレンドとなっている動きであるので、投資家の方々も、資金調達をいた企業としても、注目していく必要はありそうです。

ESG投資は国連が推進役ともなり、2012年で数十兆ドル規模になったとも言われています。また、SRI投資では、世界で14兆ドル以上の市場規模(2009年)と言われています。

まぁ、SRI投資は欧州・アメリカ・カナダで全体の97%といわれ、日本は1兆円前後だそうですね。詳しくは僕の本を買って調べて下さい(笑)