社会貢献・CSR的総合企業ランキング「NICES 2013」

日本経済新聞社は総合企業ランキング「NICES」の今年度版を発表しました。

ちなみに去年のCSR関係ランキングのデータは「CSR担当者必見!CSRランキング・アワード19選[2012年版]」の記事をご確認下さい。

働きやすさや社会貢献度など指標とする、総合企業ランキングNICES。今年のランキング概要を確認してみましょう!

ソースは、「日経電子版」と、「日経リサーチ」です。

社会貢献・CSR的総合企業ランキング

NICESトップ10

1、セブン&アイHD
2、トヨタ自動車
3、日産自動車
4、NTTドコモ
5、東レ
6、キリンHD
6、ホンダ
8、イオン
9、味の素
9、ダイキン工業
9、日立製作所

コメント

業績、働きやすさ、社会貢献、成長性など総合的な観点で上場企業を評価する方式で、人材活用に優れた企業が上位に入ったようです。

NICESは株式時価総額の増減などで「投資家」、認知度といった「消費者・取引先」、人材活用の「従業員」、環境対策など「社会」、成長性を測る「潜在力」の5項目をランキングし、合計で総合順位を決めたとのこと。

この手の総合企業ランキングでは、社会貢献が評価の大きな柱になっていますね。ここ数年の傾向であるので、来年もそのまま継続していくでしょうね。

僕は、2014年のCSRのトレンドは人材活用(社内・社外問わず)つまり、HR(ヒューマン・リソース)の分野が来ると思います。まぁ、実際、もう来てますけど。

Yahoo!ニュースで「祝・流行語大賞! 「ブラック企業」が採用困難になる時代へ」という記事も書きましたが、なんといっても、2013年の流行語は「ブラック企業」ですからね。

このあたりの記事「ブラック企業問題は人権問題? 課題解決のためのラギー・フレームワーク「ビジネスと人権に関する指導原則」」も参考になるでしょう。

社内でも社外でも、人にフォーカスがあたることは間違いないです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

CSR関連の企業ランキングの仕組みは、去年より変わっていない印象があります。

この手のCSRランキングを紹介すると、どうやったらこれらのランキング上位に行けるのか?という質問をもらうことはあります。

「なんで僕に聞くねん」と思いながらも、色々アドバイスをさせていただくことがあります。

結論、ランキング狙いのCSRなどは継続しないし、経営結果に結びつけにくいので参考程度に考えて、まず来年は「人材」というポイントに注目してみるのもよいかもしれませんね。