アパレル企業のCSR活動における黄金律
あなたは「サスティナブル・ラグジュアリー」という単語を知っていますか?
ハーバードビジネスレビューに興味深い記事があったので、メモ。マーケティングに携わる人は必見の記事だと思います。まー、前半だけなんだけど。
サスティナブルとは、“持続可能な”と翻訳されるけど、“環境に配慮した”としたほうが、普通の人にはわかりやすいかも。
ラグジュアリーとは、“高級な”とか“豪華な”と翻訳されます。
つまり、サスティナブル・ラグジュアリーは、「ラグジュアリー・ブランドによる環境活動」みたいになるんでしょうかね。
サスティナブル・ラグジュアリー
一方、ラグジュアリーブランドに変化を促す新たな潮流は、ソーシャルメディアの台頭だけではありません。グローバル化の弊害や環境問題がクローズアップされている今の世界で、各国のブランドはどのようにサステナブル(持続可能)な企業活動を実現していくのかという課題にも直面しています。
(今どきのラグジュアリーは尊敬されるより、イジられたい!)
最近、この手の言い回しって色々なメディアで見かけるようになりましたよね。
日本では、ユニクロがアパレル企業の中でもCSR活動に熱心とされてます(労働問題以外で)。
でも海外では、これが普通になりつつあると。むしろ、環境に配慮してないブランドが崇拝される時代は終わりかけているのかもしれません。
単に環境に優しいだけでは、サステナブルであってもラグジュアリーとは言えません。トム・フォードが提唱する“サステナブル・ラグジュアリー”とは、その時々のトレンドを鋭く捉えた最新ファッションではなく、25歳から75歳までの世代を超えた人々から愛されるような普遍的な高級品でもあるのです。
(今どきのラグジュアリーは尊敬されるより、イジられたい!)
以前、「アパレル企業のCSR事例?グッチ「Gucci for the Green Carpet Challenge」」とか、「GAPのCSR事例! クーポン付きで“三方よし”な「デニムリサイクルプロジェクト」」、「CSR的なキャンペーン!ベネトンからの強く、美しいメッセージ「Spring Summer 2013」」という、アパレル系のCSR活動事例記事を書きました。
いや、本当に、皆さんサスティナブルな未来を目指して色々活動はしているみたいなんですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
“サスティナブル”っていう単語は日本語にする時やっかいなんですよね。文脈で結構意味が揺らぐ語なのですわ。
そもそも“持続可能な”って日本語が抽象的すぎるというのもありますけど。
というわけで、本稿の結論としては、
サスティナブル・ラグジュアリー = 普遍的な高級品
ということでお願いいたします。