環境問題という企業CSRへの問い

環境問題へのCSRとしてのアプローチで、はたして世界はこの数十年で変わったのか。

僕の認知でいうと、環境問題は悪化しっぱなしな気がします。僕は、環境研究の専門でもないのですが、だからこそ、一般認識でも、環境問題とは何かを理解していきたいと思っています。

環境問題については「攻めのCSR・守りのCSR」どちらもありそうですけどね。環境問題はリスク(守りのCSR)でもあり、機会(攻めのCSR)でもある。そういうイメージでしょうか。

今回は、環境問題のオピニオンをいくつか引用させていただき、現在における環境問題の様々な側面を探ってみます。

環境問題に企業は無力なのか

正確な予測が難しいことを捉えて、予測を批判することは簡単なことだが、財政破綻問題と同じく、現在の世界が持続可能なものではなく、このままの状態を放置すればやがて破綻することは、多くの証拠から全く明らかなことだ。 実際に気候変動は起きており、一旦、被害が深刻化してしまえば、事態の改善は不可能に近い。
気候変動と認知的不協和

確かにそうだと思うんです。失くして始めて「あれは大切なものだったんだ」と気付くのです。環境問題は予測が非常に困難だからと言っても、危険じゃないわけではない。

特に、ブラック企業論のように、企業は社会からのニーズを受け、それに対してのアクション(CSR活動)をしなければならないのです。

今、トレンディーな地球温暖化論は、「1)化石燃料の大量消費で、2)空気中の二酸化炭素濃度が急上昇して、3)温室効果によって、4)地球の気温が上昇して、5)さまざまな悪影響がある」という形式や……「地球温暖化」と「地球温暖化論」の違いに話を戻そう。化石燃料による地球温暖化がおこっているかどうか、はっきり言ってこれはわからん。おそらく永遠にわからんやろ。
ホンマかいな温暖化

たしかに、世界のトレンドは、「二酸化炭素を減らす → 環境改善につながる」という図式。でも、環境問題はおそらく、それだけではなく、他の多くの要素が温暖化へと導いているのでしょう。

では、企業はそんな環境問題に対してどうアクションすべきなのか。経団連は先日、「攻めの地球温暖化外交戦略への提言」という提言を発表しました。

われわれは「行動する経団連」として、低炭素社会実行計画を通じて、国内での排出削減のみならず、途上国支援や革新的技術の開発にも積極的に取り組み、地球規模での温室効果ガス削減に貢献していく。官民の連携により、わが国の経済成長、途上国支援等の国際貢献、そして地球規模での温暖化対策が一体的に実現するよう、政府には、実効性ある攻めの地球温暖化外交戦略の策定を期待したい。
攻めの地球温暖化外交戦略への提言(経団連)

要は、企業として二酸化炭素排出の問題にも配慮すべきだが、途上国支援(工業化での環境悪化を防ぐ)や、技術革新で省資源化につとめましょうねって話です。

ちょっと上から目線ですが、そんな感じです。二酸化炭素排出以外にも包括的な取組みが期待されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ちなみに、温暖化を防ぐには人間だけではなく、自然界にも防止のシステムがあったみたいな話も先日ありました。

地球温暖化の熱、海が吸収か…東大チーム発表

色々な方や団体の、最新の考え方をふまえると、どうも二酸化炭素排出や省資源化だけでは、温暖化は止まりそうもないですね。

ただ、森林保全活動に参加する企業などはそのままでもいいと思ってます。

森の保全と適切な開発(間伐含む)は温暖化は別として、地域にとってとても重要なアクションというポジションは変わらないでしょう。

今回の話を含めて、自社のCSRとしている環境活動が、本当に“環境活動”となっているか、今一度振り返ってみましょう。

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