グリーン系CSR世界ランキング
「グリーン・ブランド・ランキング2013」は、
「環境パーセプション(=生活者にどう認識されているか)」と、
「環境パフォーマンス(=企業が実施する活動)」の双方が両立していることを条件に、
そのバランスを評価した「グリーンブランドスコア」を算出したランキング。
昨年度の記事はコチラ↓
▶本音と建前があるのは日本人的?CSR活動ランキング「グリーンランキング2012」
今年の最新データが上がってきたのでご紹介いたします。
グリーン・ブランド・ランキング2013
評価に際して、環境持続可能性(Sustainability)分野の分析を担当した Deloitteのグローバル・サステナビリティ・リーダーであるDavid Pearson氏は「消費者や株主は、企業に対してますます持続可能性の実績の開示を求めるようになっている。企業はそうした外部の認識を自らの内部努力(製品・サービス)に反映することを競い合うことで、競争力を高めている」と分析している。自動車業界のブランド競争は、その典型といえる。自動車市場がグローバル市場であり、かつ消費者の環境意識を製品開発に組み込んだ競争が世界的に加速しているといえる。
(世界の環境ブランドランキング、トヨタが3年連続首位 消費者の環境配慮意識の商品・サービス化で先行)
消費者・ステークホルダーの開示要求は増えるばかりです。
完全内需型のビジネスならまだしも、グローバルレベルで進むビジネスモデルの場合、
やらないって選択肢はないですもんね。はい。
開示とはちょっと方向性が違いますが、CSRコミュニケーションとして、
「わかりやすい成果物」を前面に出すのも重要ですよね。
自動車大手が上位を独占した理由として、
トヨタのプリウス、やフォードのエコブースト、日産のリーフといった、
「目に見える分かりやすいもの」がある企業が上位に入っているみたいです。
ぶっちゃけ、サービス業はこのランキングには入りにくいでしょうね。
ランキングに入るか入らないかは別としても、
サービス業系はより“分かりやすい何か”を提示する必要があるかもです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この手のランキングは、実務にはほとんど関わらないのかもしれませんが、
CSR関連情報の開示ニーズが増え続けるということだけはなんとなくわかりました。
以下、CSR関連ランキングの記事ですので、こちらも合わせて確認して見て下さい!
▶IT系企業のCSRランキング?グリーンピース「エネルギー・気候変動ランキング」
▶アメリカの総合CSRランキング!「世界でもっとも尊敬される企業ランキング2013」
▶やっぱりアノ企業がトップだった!CSRサイトランキング「Eco Site Survey 2013」
▶ランキング入りは環境活動が重要?東洋経済2013「CSR総合ランキング・トップ700」
▶CO2を減らすことだけじゃない?消費者意識調査「環境対策注力イメージ企業ランキング」