ジャガーが大賞!NPO主宰のCSRアワード

車メーカーのジャガー・ランドローバーがCSRアワードの大賞を取りましたね。

今回(2013年)の受賞では、英国内の雇用創出と設備増強への大規模な投資、
環境パフォーマンスの改善、若い世代と現従業員の技能ならびに
教育機会向上など、ジャガー・ランドローバーの取り組みが評価されたそうです。

受賞理由、ジャガー・ランドローバーの活動内容を振り返りながら、
“支持されやすい”CSRとは何かということについて、少し考えてみます。

ちなみに、関連のアワードでは、ボディショップが受賞してます。
ボディショップもCSR推進企業で有名ですよね。

The Responsible Business Awards2013

ジャガー・ランドローバーは、
NPO団体ビジネス・イン・ザ・コミュニティ(BITC)による
「責任あるビジネス賞」において、2013年大賞に選ばれました。

ジャガー・ランドローバーは2011年以降9000人におよぶ新規雇用を創出したほか、英国自動車産業の中でも最大規模である、27.5億ポンド(約4150億円)の投資を今年実施する予定。この投資によって、ジャガー・ランドローバーは、技術革新とCO2排出量削減戦略を推進する。過去数年間にわたり、ジャガー・ランドローバーは車の排気ガスに含まれるCO2、製造工程で排出される車両1台あたりのCO2、埋め立て対象の廃棄物、さらに水の使用量の削減に取り組んできた。部品等の納品や製品出荷など製造工場の物流に係る炭素排出量の削減も実現している。
ジャガー・ランドローバー「2013年責任あるビジネス大賞」を受賞

ふむふむ、なるほど。

ブラック企業論とCSRの話で絶対出てくるのが、
「雇用創出はCSRなのか?」というものですが、
この規模での雇用創出は、CSRと呼んでもいいかもしれませんね。

もちろん、ただ、雇用を増やしてもCSRにはならず、
“社会的な価値創出”に貢献する雇用だからこそ、でしょうね。

また、
環境パフォーマンスの改善、若い世代と現従業員の技能ならびに教育機会向上
がアワード受賞の理由だそうですが、ここってとても重要なことだと思ってます。

前述の雇用の話であれば、採用だけでなく、教育もしていると。
ルーティンワークばかりの従業員使い捨てではないわけです。

日本のCSRは、とにかく“新しい何か”を始めようとしますが、
従業員に今一度フォーカスし、社会的な価値創出のために、
企業は従業員に何ができるのかを考え直す必要があるでしょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

こういうCSR系アワードの受賞理由などはCSR活動にヒントになることが多いです。
以下の過去CSRアワード、CSRランキングを振り返り、
社会的価値の創出、と、人々に支持される企業とは何かを学びましょう!

過去のCSRアワード・CSRランキング
CSRコンテンツが重要です!企業サイト「コミュニケーション力ランキング2013」
アメリカの総合CSRランキング!「世界でもっとも尊敬される企業ランキング2013」
ランキング入りは環境活動が重要?東洋経済2013「CSR総合ランキング・トップ700」
CSR担当者必見!CSRランキング・アワード19選[2012年版]
あなたの会社は入ってる?トップ700の「CSR企業ランキング2012」