CSR優良企業でもブラックなわけとは
ブラック企業って、なぜなくならないのでしょうか?
またブラック企業ってなぜ存在するのでしょうか?
久しぶりに辛口CSR関連Q&A評論家(笑)の、
泉貴嗣さんのツイートをまとめました。
ブラック企業を色々な視点から切り取っており、
勉強になると思うので共有します。
ちなみに、前回の泉さんのツイートまとめ。こちらはこちらで面白いっす。
▶CSR問答珍道中!?CSRに関するブラックユーモアな「CSRあるある」
核心を突くツイートもばかりなので、あなたのCSR活動のヒントが見つかるかもしれません。
ブラック企業とは何か
Q:「“攻撃は最大の防御”とはどういう意味ですか?」A:「ブラック企業の #CSR の考え方です。だから見せかけの社会貢献ばかりにカネを使い、労務管理や品質管理にカネをケチります」
— 泉貴嗣 (CSR猫) (@hitogara) June 2, 2013
#エシカル消費 も #フェアトレード も、消費者の欲望を“代償”する社会的装置に過ぎない。そもそも貪欲な消費者がコーヒーやダイヤを欲しがらなければ、コーヒーやダイヤに関するESG問題は起きない。問題は別に複雑ではない。ただ、問題の発生源である欲望の抑制が難しいだけで。 #CSR
— 泉貴嗣 (CSR猫) (@hitogara) June 7, 2013
#エシカル ファッション・消費の課題として(1)ブランドホルダーがファブレス (2)サプライヤーが東南アジアに偏っている (3)国内産業や国内のESG問題への効果が乏しい (4)経営者の多くがマーケティング偏重でマニュファクチャリングの理解が乏しい、等が挙げられる。 #CSR
— 泉貴嗣 (CSR猫) (@hitogara) June 12, 2013
#エシカル ファッションでも、国内のESG問題の支援はできる訳で。例えばサプライチェーンの一部を刑務所の刑務作業にあて、受刑者の矯正と社会復帰を促す事も、エシカルなビジネスの行いだ。途上国支援だけがエシカルではない。 #CSR
— 泉貴嗣 (CSR猫) (@hitogara) June 12, 2013
また、 #NGO でも #エシカル ファッションのプレイヤーでも同じ事がいえるのだが、ファブレスから脱却し、小規模でもワーカーを直接雇用したほうが、どれだけディーセントワークの実現に繋がる事か。ファブレスは問題が生じれば、サプライヤーを"切り捨てる"事ができるからなぁ。 #CSR
— 泉貴嗣 (CSR猫) (@hitogara) June 12, 2013
Q:「ワタミの会長が“365日24時間死ぬまで働け”という理念を唱えていると聞きましたが?」A:「365日分の賃金をもらえるのですか?」 #CSR
— 泉貴嗣 (CSR猫) (@hitogara) June 15, 2013
参照:Twitter:泉貴嗣
まとめ
いかがでしたでしょうか。
企業経営はもちろんですが、ものごとには裏側があります。
ブラック企業と呼ばれてしまうのは何かしら理由があるはずです。
「私たちはブラック企業ではない!」というのは簡単ですが、
そう思われてしまっている現実をきちんと認識し改善し、
従業員も顧客も社会もみんながハッピーになれるような世界になればいいですね。
僕もこのブログで特定の個人・企業を批判することはしませんが、
社会貢献やCSRのマイナスの部分もしっかり記事にしていきます。
社会貢献やCSRなんて、キレイなことばかりではなく、
むしろ泥臭い活動の方が実際多かったりしますからね。
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