CSRとはそもそも何か
大学生の就職活動が本格的に動くシーズンに毎年語られる、
ブラック企業について。
もう新卒のシーズンも佳境に入っている企業も多いですが、
あなたの会社のことを考えることも必要かもしれません。
というわけで、様々な人がブラック企業について語っているわけですが、
そんな「ブラック企業論」を集めてみました。
CSRにおいて、一番重要で一番身近なステークホルダーは従業員です。
従業員を不幸にする企業はあってならないのですが、
世の中色々な企業があるわけでしてね……へっへっへ。
ブラック企業の定義は様々ですが、総じて、
「労働環境が悪い企業」という感じなようです。
ブラック企業について再考できる記事5選
1、NAVERまとめ|ブラック企業
当記事執筆時で、137件ものまとめ記事が…。
ランキングやら、特定企業の情報などがまとまってます。
2、ブラック企業大賞|2012
去年話題になりましたね。まさに逆CSRランキングっぽいヤツです。
外からは企業の内情がわからなかったりするので皆さん興味津々ですね。
3、四季報データでわかる「ブラック企業」
就活生も必見な資料です。データで示されると明らかですね。
そして、データ提出した企業は、二度と外に情報を出さなくなるという都市伝説。
4、ブラック企業|Wikipedia
みんな大好き、Wikiの解説。
事例や参照すべき例がたくさんありすぎて、要点がよくわからなくなっております。
5、ブラック企業大賞2012にノミネートされた会社リストまとめ
上記のブラック企業大賞にノミネートされたリストだそうで。
ツイート数が約4,000とかどんだけ話題になってんねん…。
雑感
しかし、経営視点からすると、
わざわざ、人件費アップ・売上ダウンが見込めるアクションをすぐはできない。
福利厚生が充実させすぎると、調子に乗るヤツが必ず出てくる、とか。
ポジションによって、様々な意見があって当然だと思います。
僕なんかのフリーランス活動がメインだと、
長時間労働や、そもそもオン・オフの境目がないなどの問題もあります。
このあたりはコミュニケーション・ギャップから表面化する問題かもしれません。
会社は従業員を固定給でできるだけ働かせようとする、
従業員は固定給だから、できるだけサボろうとする。
この構図は絶対的なものなので、ブラック企業が存在するのは当然なことです。
CSR的なビジョンを共有できる?
ここで例外を一つだけ。
夢とビジョンをもって仕事をしていると当然労働時間が長くなるというパターン。
(外部からみると“社畜”と呼ばれたりしますが…)
このプロジェクトを作り上げたいから、
先月は休み無しの、毎日15時間労働をした。とか。
ブラックではない、一つの基準は、
「やらされているのか否か」でしょうね。
本人が望んで成長と結果を欲しているのか、
それとも命令され、やらされているデスマーチなのかの差。
でもそれで、本当に世界を獲ったウェブサービスが世の中にあったりします。
あの人気企業のAppleでさえ週90時間労働を強いていた時がありました。
それでも、「海賊になろう!」とか「宇宙にインパクトを!」とか、
本当のイノベーションを目指していた。
もちろん、そんなのCSR的に許されません。
しかし、そこには夢があった。それが、ブラックとグレーの差かもしれません。
参照:みんな大好きAppleの、最新CSRレポートをチェックしてみた
いまでは、Appleさんは労働に関して色んなアクションしてます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「労働時間が長い」というのは、典型的なブラック要素でしょう。
アパレル・飲食業などのマンパワーがものを言う、
サービス業関係はブラック要素が強いとも言えます。
労働に関しては法律で色々制限があるのですが、
サービス業に加え、小規模事業者もブラック要素はありますね。
経営視点で考えると、従業員の労働時間を減らせば、
売上ダウン、人件費アップなどがあり、すぐに手を打てないという企業もあるでしょう。
正直な所、しょうがない部分もあるのも事実。
でも、それって本当に”正義”なのでしょうか?
某CSR支援企業は、自他ともに認める「ブラック」だとか…。
企業のCSRを支援する人たちがブラックってどういうことやねん…。
ブラック(スウェットショップ)を批判する人がブラックって…。
だから、CSR支援会社のCSR活動は、
一般事業会社よりダメとか言われちゃうんですよ。
ほんと悲しいっす。
ちなみに、「ブラック企業」で検索するとめちゃめちゃ色んな記事とかヒットします。
「ウチの会社ってもしかしてかなりなブラックじゃね?」と思っている人は検索しないで下さい。
ブラック企業に負けない (NPO法人 POSSE)