CSRコミュニケーションは成り立っていない?
先日、「Stakeholders want better CSR communications」という、
記事を読んで思う所があるので、まとめてみます。
CSRコミュニケーションにおける課題なんて、
正直、今更感がありますが、今一度振り返ってみましょう。
なにより、Cone Communicationsの今回の統計が気になりました。
消費者の”86%”という事実。
ちょっと解説させていただきます。
CSRコミュニケーションの問題点は何か
CSRに関する情報
消費者の86%は企業がCSRへの取り組みについて、
より詳細を伝えてほしいことを示している。
この部分は非常に再考すべき部分だと思っています。
85%超えれば、ほぼほぼ全員に近い数字です。
ステークホルダーは、より多くの有益な情報を欲しているが、
その情報に辿り着くのが困難である、ともしています。
不満なんスよ、ステークホルダーの皆さんは。
情報が欲しくてもその情報に行き当たる情報がない。
そしてさらなる欲求不満なステークホルダーが増えるという…。
ステークホルダーが企業のCSR情報に接触するポイントに、
汎用性をもたせるのら、やはりウェブが一番です。
紙のCSR報告書を資料請求する人は関係者以外にいませんからね。
CSRコミュニケーションにかなり力を入れている企業も、
情報開示までな印象があります。
情報開示していても、その情報までに辿り着くことができなければ、
意味がありません。
関連メディアにリリースを出すなど、
戦略的なコミュニケーション・デザインが必要になるでしょう。
参照:コカコーラのCSRコンテンツが“メディア化”しとる!CSRコンテンツの未来考察
CSR報告書
CSR報告書を改善すべき、としています。
そして、CSR報告書は、サマリー(印刷物)と、
詳細(ウェブ)の“2層”でのコミュニケーションに移行しつつあると。
紙はダメだではなく、それなりにメリットもあるので、
まとめ版を準備する必要がありますってことかな。
これは「ニーズ」の話しです。
コミュニケーションにおいてすべてのステークホルダーと、
そのチャンネルにポイントを置くことはできません。
でも、「こういう人はこういう情報を求めている」というのを整理し、
CSR報告書にまとめることを忘れてはいけませんよね。
参照:2013年のトレンドは何だ!?最新CSR報告書・CSRレポート動向まとめ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
CSRコミュニケーションに“失敗”している企業は思ったりより多いですねぇ。
参考サイトを読んでいただければ詳細はわかりますが、
CSRコミュニケーションは、より楽しく、より魅力的で、
より広範なコミュニケーション戦略に組み込まれ、
もっと正直になる必要があるとされています。
もちろん、それらが、
評判、ブランド、信頼感とリンクしている必要があります。
あなたの会社は、
「楽しく、魅力的で、正直な」CSRコミュニケーションができていますか?