サステナビリティ情報開示
あっという間に2023年も7月となり下半期へ突入しました。上半期(2023年1〜6月)もたくさんのサステナビリティ経営および情報開示に関連する調査レポートやガイドラインが発表されました。
それらの数百のレポートを見て、その中から厳選して企業担当者(サステナビリティ・IR・広報)の役に立ちそうなものをピックアップしました。すべて公開情報です。まだチェックしていないものがありましたらチェックして、自社の取り組みの参考にしてみてください。
また、「サステナビリティ関連の最新情報を知りたい」と思っている関係者は多いです。あなたもこのブログを読んでいるくらいですから、そう思っていることでしょう。最新情報となればSNSのTwitterが最適ですし、各種コミュニティでの情報共有も参考になるでしょう。ぜひ、以下から最新情報を収集してみてください!
>>Twitter:Mitsunobu3
>>サステナビリティ関連コミュニティ「サスコミュ」
サステナビリティ情報開示関連資料
ESG情報開示研究会
ESG情報開示研究会 活動報告書2023〜世界をリードする高質な開示と対話をめざして
GPIF
「投資におけるESG及びSDGsの考慮に係る俯瞰研究」に関する報告書
企業活力研究所
「社会の持続可能性の向上と長期的な企業価値の創出に向けたESG情報開示のあり方」に関する調査研究報告書
金融庁1
サステナブルファイナンス有識者会議第三次報告書〜サステナブルファイナンスの深化
金融庁2
「機関投資家等のスチュワードシップ活動に関する実態調査」最終報告書
金融庁3
記述情報の開示の好事例集2022(サステナビリティ情報等に関する開示)
日本IR協議会
生命保険協会
生命保険会社の資産運用を通じた 「株式市場の活性化」と「持続可能な社会の実現」に向けた取組について
KPMG1
KPMG2
IFRS
ISSB―最初のサステナビリティ開示基準を公表(日本語、プレスリリース)
ポータルコンテンツの活用
金融庁系のサステナビリティ関連レポートも最近は増えています。それもあってか金融庁が「サステナビリティ情報の開示に関する特集ページ」というポータルコンテンツを作っています。毎日更新されるわけではないので、月1でチェックする程度でよいと思います。
あとJPXが「JPX ESG Knowledge Hub」というポータルコンテンツで、サステナビリティ・ESG全般の関連情報発信を定期的にしています。こちらはグローバルの大きな動きから国内の研究会レベルの話題にも言及したりしているので、こちらも月1回チェックしておきましょう。
上記2点をチェックするだけで、国内でサステナビリティ経営に関連する動向をチェックできると思いますので、必ずブックマークすることをおすすめします。
当ブログはニュースサイトではないので、最新情報はあまり多くありませんけれども、本記事も含めてサステナビリティ推進担当者の皆様の役に立つであろう情報を週1更新してますので、引き続きチェックいただけるとありがたいです。あとは拙著『未来ビジネス図解 SX&SDGs』でもサステナビリティ関連情報の収集方法を解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ
上場企業は2023年4月から有価証券報告書でサステナビリティ情報開示の義務化となり、一旦開示までしたという企業も多いと思いますが、来年はもっと厳しい目で見られるだろうし、さらなるサステナビリティ情報開示のアップデートが必要になるでしょう。企業としては大きな負担となっていますが、義務化なので対応しないわけにはいきません。大変な時代となりました。
これらの公開レポートだけではなく、書籍でもサステナビリティ経営全般からサステナビリティ情報開示までまとめられているものもたくさんあります。会社の予算が許す限り書籍の購入も検討してください。激動の時代こそ正しい情報を取得し正しい意思決定をする必要があります。参考にしてみてください!
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