CSR広告制作における3つのポイント

CSR広告制作

CSRコミュニケーションのあり方

企業のCSR活動において重要度が増しているのは、CSR領域のコミュニケーションだと言われています。

良いCSR活動をしても、それが他人(自社従業員含む)に伝えられなければ、していないと同じ結果になってしまうからです。

また、情報発信を誤ると、不祥事における二次不祥事(初期対応不備による被害の増加など)を引き起こしてしまう可能性が高いのです。

企業は企業情報を発信をするのが当たり前ですが、果たして、それは実際に過不足なくできていますか?「CSR広告制作における3つのポイント」としてまして、CSRコミュニケーションにおけるポイントを振り返ってみましょう。

CSR広告制作の3つのポイント

1、意義と意味

CSR広告とは、「企業の文化・理念・製品/サービスについて、社会風土を踏まえて表現し、本業における社会的意義の訴求、社会的課題の啓発をする広告」であるべきと考えています。

しかし、CSR広告がただのコストで終わってしまうのはもったいない。

ブランドイメージの向上などはもちろんのこと、リスクマネジメントなども含めたトータルで企業価値向上に貢献する「企業活動」であるという認識を持つ必要があります。

参照記事
再考必須!CSR広告とブランディング思考
先に謝る、というCSRコミュニケーションは可能か?

2、グリーンウォッシュに対する知識

CSR広告制作には、多岐にわたる知識が必要となります。

それはなぜか。

自社が思う“良き事”をコミュニケーションに乗せるだけでは、批判の対象になることもあるからです。CSRだけでなく、すべてのコミュニケーションに、グリーンウォッシュの可能性があります。

“知らなかった”で不買運動や、株価暴落を起こしてもいいのなら、当社にご相談いただく必要はありませんが。広告会社の方は、CSRの本質を理解していないことが多く(優秀な方もいますが)、企業価値向上につながる施策ができているとは思えないことも多いものです。

CSR報告書・CSRレポートや、コーポレートサイトのCSRコンテンツ、CSRコンテンツの特設サイトやCSR部のブログ、TwitterやFacebookページのCSR情報の発信、マスメディアへの広告。

テクニックに偏ったCSR広告が多いようにも思います。そんな中で、企業活動の“負の側面”にも配慮したCSR広告もあります。企業活動を行う上で、社会に対して、“100%良いこと”などありません。

何かしらの負荷が社会に対してかかっているはずです。そういった事実を無視せず、見つめ直すことで、ステークホルダーの共感を得る、ということもあります。

参照記事
クリエイター・CSR担当者に知ってもらいたい、CSRコミュニケーションの“偽り”「グリーンウォッシュ」
CSR広告の本質はどこに?CSR広告制作における3つのマスターピース

3、CSR広告というクリエイティブ

前提として、CSR広告は、見過ごされてきた問題を認識してもらい、課題解決へ向けて動いてもらいたいという趣旨があります。

問題を問題として認識しなければ、そもそも課題は解決しえないのです。グラフィックデザインも重要ですが、仕組みをデザインしなければ結果は出せません。

NPOとの協業、社会貢献関連メディアとの連携など、考慮すべきクリエイティブのポイントが多数あります。

まとめ

広告主も、広告代理店も、情報の受け手である消費者も、みんなが幸せになれるCSR広告とは何か。

CSR広告は、広告主のCSRコミュニケーションでもあると同時に、制作を担当する広告会社の社会的責任も関わってくるのだと思います。

上記で解説した3つのポイントを整理し、より多くのステークホルダーの幸せに貢献していきましょう。

参照記事
CSRブランディングを強化するために知るべき16記事[2013年版]
CSR広告制作における、3つの役割と9つのテクニック


執筆者安藤光展/CSRコンサルタント
CSR/SDGs経営の専門家。著書は『創発型責任経営-新しいつながりの経営モデル』(日本経済新聞出版社)ほか多数。日本最大級のCSR担当者コミュニティ「サスネット」主宰。1981年長野県生まれ。

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