「我が社のCSRはどのレベルなんだね?」
こんな質問が、社長からされるという人は日本に何人もいないと思いますが、10代でも60代の社長でも、他者(他社)にどう見られているか知ることはとても重要です。
しかし、どのCSR関連本を読んでもフレームワーク的なものは書いていないし、そもそもCSR関連の本は難しいモノが多い…。
そんな意見を僕が聞きまして、ざっくりですが、かなり現実的なフレームワークを作りました。ISO26000準拠です。国際ビジネス社会にも通じます。ご参考までにどうぞ。
※ISO26000とはSR/CSRの国際規格です。
CSR経営の7つの課題と質問
◯質問1 社内外の“約束”を守るシステムはできていますか?
・組織統治(コンプライアンス・ガバナンス・リスクマネジメント)
◯質問2 すべての“個人”を大切にしていますか?
・人権(基本的人権の尊重・ハラセメント撲滅・多様性の尊重)
◯質問3 “無理”をしている人は多くありませんか?
・労働慣行(ワークライフバランス・ヘルスケア)
◯質問4 エコ(環境負荷低減対策)していますか?
・環境(環境マネジメント・有資源保全)
◯質問5 不正を取り締まる“ルール”はありますか?
・公正な事業慣行(贈収賄の撲滅・CSR調達)
◯質問6 お客様に迷惑をかけてはいませんか?
・消費者に関する課題(CS向上対策・品質向上・ユニバーサルデザイン)
◯質問7 定期的に情報交換をする、NPO/NGOはいますか?
・コミュニティ参画(社会貢献活動、市民運動のサポート)
まとめ
この7つの質問に答えていくことで、企業全体のCSR活動における過不足が見えてきます。
難しい概念の話しではなく、現実的で平易な言葉で作ったつもりです。
先に言っておきますと、全てを完璧にクリアすることは不可能です。絶対。
しかし、CSRには「マテリアリティ(重要項目選定)」という考え方があります。自社では何を重要視し、企業活動をしていくか決めましょうということです。
このあたりはCSRコンサルタントとよく話しをしてみるとといでしょう。多額のコンサルティング・フィーは払う必要はないと思いますけどね。
社員が1人の企業(俗に1人社長と呼ばれる企業)でも、振り返りにどうぞ。
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