「CSRレポートとコミュニケーション」について感じた事。
2月21日に開催された、第2回CSRMeetupのまとめです。
イベントのまとめではありますが、非常に示唆に富む内容だと思います。
CSRコミュニケーションに興味がある方は、ぜひそのまま読み進めて下さい。
ワークショップ・メモ
メインのワークショップ。ワールドカフェ形式での対話ワークショップ。そこでのメモ書きの中から示唆に富む指摘・意見を抜粋し、一部紹介させていただきます。
消費者との共同開発や、消費者のCSRリテラシー教育もCSRになるかも。
商品を買ってもらった後のつながりを継続するということでのレポートの意味はあるかも。
CSR情報を商品に記載するのは?
自社の商品を通じて、消費者教育をしていく。
そのCSRコミュニケーションは「シェアされやすいか」。
そもそも商品・サービスの価値がなければCSRも存在しないのでは?
製造工場の見学もCSRコミュニケーションである。
人(社長など)に依存しすぎるCSRコミュニケーションはリスクが高い。社長=企業ではないはず。
CSRコミュニケーションにおける、現場とのギャップをうめる作業を誰かがしているのか。
CSR情報は時に人を不快にさせる。
CSRコミュニケーションの「主体」って誰なのか。主語がないコミュニケーションはダメでしょ。
参加者の感想
以下、参加者の感想です。全員のものは載せられませんが、抜粋し、一部ご紹介させていただきます。
社員一人ひとり、商品一つひとつが、自社のCSR伝えるメッセンジャー。
CSRコミュニケーションは体面が重要。レポートだけでなく、様々なチャネルを設計に組み込むべき。
まず、CSRコミュニケーションは従業員とするべし。
「CSR」は誰のものでない。
CSR情報は誰もが欲しがっている情報ではない。そこを基本として伝えていく必要がある。
誰に言っているのかわからない「独り言」はコミュニケーションではない。
CSR云々の前に、社長は社員と企業の未来について対話をしているのか?
発信より、アクション。ステークホルダーを巻き込んで、ジブンごとのループを作る!
ポジティブ・ネガティブ両方の情報発信をしてこそリアリティが生まれる。
プロセスストーリーを。結果報告だけで終らせない工夫。
CSRレポートが、社会(地域)と従業員のきっかけになりうる。
CSRを進める上で、従業員が主体的に動ける仕組みはあるの?
感想
今回のテーマは「CSRレポート」でしたが、CSRレポートを切り口に様々なCSRコミュニケーションについての意見交換がありました。
「オンライン →オフライン →オンライン」と、CSRコミュニケーションを中心にコミュニティができあがりつつあります。
楽天さんのCSR推進チームの方が中心となり、楽天さんでCSRランチ会をしようという話しも。僕が二次会で「楽天さんでみんなでランチしましょうよ」と言って、すんなりことが進んで、ご担当の方の行動力に脱帽です。
CSRコミュニケーション、そして、そもそもCSRとは何か、この2〜3ヶ月に一回のイベント(勉強会)はみんなのキッカケでありたい、そして、みんなが主役でいられるようなものにしていければと思います。
最後に、この勉強会は参加費1000円という破格で開催しているとおり、非営利のプロジェクトであります。有志のメンバーでボランティア運営しており、今回も日本財団の会場をお借りいたしました。
運営メンバーのイケダさん、山田さん、工藤さん、会場をお貸し下さった日本財団様。ご協力いただいた皆様に感謝いたします。
次回開催予告と今回のまとめ
次回は4月末の開催を予定しております。
それまではfacebookグループで意見交換しましょう!今回の総括は以下のメディアで確認できます。ぜひご覧くださいませ。
facebookグループ
コミュニティのグループです。
[ #CSRmeet ] これからのCSR活動の6つの方向性
イケダさんの、イベントまとめ記事です。
第2回CSRMeetup|CSRレポートとコミュニケーションのツイートまとめ
実況中継ツイートのまとめです。
http://togetter.com/li/262263
第1回CSRMeetup|ソーシャルメディアとCSRコミュニケーション
第1回目のまとめ記事です。
https://andomitsunobu.net/?p=559