広告自身がクリエイティブであるということ
広告“そのもの”で、誰かの“困った”を解決する仕組み(デザイン)。
クリエイティブが起こした行動ではなく、
クリエイティブそのものの行動で救われる人もいます。
今回はIBMのすてきなCSR広告のご紹介です。
このクリエイティブにはやられた!って正直思いました。
people for smarter cities
ムービーは、広告の“カーブ”についての説明です。
街角の壁に掲載する広告なのですが、
壁掛け広告(ビルボード)の上部がカーブしていて屋根になっていたり、
壁掛けの下がカーブしていて、なんとベンチになっていたり。
“広告そのもの”が誰かの役に立つものとなっています。
広告主のIBMのコーポレートビジョン「Smarter Planet」は、
同社が「3つのI」と呼ぶ「機能化(Instrumentation)」
「相互接続(Interconnectedness)」「インテリジェンス(Intelligence)」によって、
地球上にある無駄や非効率、リスクをテクノロジーで排除しながら、
より豊かな世界を実現することを目指すことを表しているとのこと。
このビジョンは2008年から掲げられており、
同社はこのビジョンに消費者の参加を促そうとさまざまな試みを続けているそうな。
いやー、めっちゃクリエイティブじゃないですか、IBMさん。
クリエイティブってグラフィックのキレイさでなく、新しい価値、
誰かの“困った”を解決する仕組みが本質だと思うんですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Amazingですよ。ほんとに。
技術的に、グラフィック的にすごいものでは、正直ないです。
でも、誰かの“困った”を解決する仕組みを作ることが社会貢献の本質。
まずは、課題と困っている人の状況・心境を“理解する”こと。
“理解する”から社会貢献の一歩が始まるのかも、と思うのです。
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