本音と建前のCSR格差
先日、気になった記事があったのでメモがてらまとめを。
ちなみに、パタゴニア社はCSR推進企業として有名な所です。
パタゴニアが自然との関係性のなかで考える「企業の責任」のあり方
上記リンクの記事ですが、『レスポンシブル・カンパニー』(イヴォン・シュイナード+ヴィンセント・スタンリー著、井口耕二訳、ダイヤモンド社)という最近発売になった著書の書評記事です。もちろん、その中身も重要なのですが、物事には本音と建前があるもの。
そのあたりをこの記事から垣間みた気がしました。
現場と理想のCSR格差
さて、今更本題に入るわけですが、
コメント欄に書かれた、コメントが興味深かったのです。
数年前にパタゴニアで友人のプレゼントを購入した際に店員から『環境保全の為に今後はショッピングバックをお持ち下さい』と愛想の無い態度で言われた
『それはまぁ…ただプレゼントなんだが、プレゼント包装頼んでるし…』と釈然としなかったが、商品を受け取る際に同じ店員が『カタログをお入れしときましょうか?』言ってきたのには驚いた
紙媒体のカタログなんて環境保全から廃止すればw
シーシェパードの件もあるしホント建前だけの◯ソ企業なんだと確信し、それ以来買ってない
(原文そのまま)
ブラック企業と揶揄される企業のCSR活動が、
実はかなり先進的な取組みをしていたなんて良くある話し。
パタゴニアを崇拝する方も多いと思いますが、(僕も尊敬していますが)
企業の一面だけをきりとって、良い企業だ!ともいえませんよね。
もちろん、一部だけをきりとって、悪い企業だ!ともいえません。
結局BtoCビジネスの場合、すべては現場ありきです。
現場がダメなら、CSRがどうこう言っても消費者には届きません。
まぁ、大概、コメントを残す人たちは、否定的な人が多いですけど。
ブロゴスとかでもそういう傾向はありますよね。
なんにせよ、CSRは空中戦ではなく、
現場で活かせなければ何の意味も無いってことです。
消費者は誰で企業や店舗を判断するかといえば、
接客・サービスを担当した人です。社長ではありませんよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
トータルでいえば、パタゴニアは大好きな企業です。
以前日本支社長のお話もお聞きしましたが、
やっぱりすごいな、と思います。
参照:世界にたった1人のヒーローなんていらない。CSR推進企業パタゴニア流の未来の描き方
だからこそ、第一線にいる、現場の従業員の方には、
その理念を体現できるサービスをしてほしいと願ってます。
どんな企業でも「光と影」はありますからね。
これは他のサービス業やアパレル企業などでも言えることです。
お客様の接点にいる担当者とのインナーコミュニケーションを考えさせられる事例でもありました。
パタゴニアが自然との関係性のなかで考える「企業の責任」のあり方
本音と建前があるのは日本人的?CSR活動ランキング「グリーンランキング」
「レスポンシブル・カンパニー」