グリーンウォッシュを防ぐ体制作り
あなたは、そもそも“グリーンウォッシュ”という概念を知っていますか?
知らない方も知っている方も今一度振り返ってみましょう。
言って良い事、悪い事の区別ができないと、
色々マズいですからねぇ。
必読:クリエイターに知ってもらいたい、CSRコミュニケーションの“偽り”「グリーンウォッシュ」
CSR広告を作るのにグリーンウォッシュに関する知識は重要ですが、
作る以前に、守りのコミュニケーションと言いますか、
コミュニケーションを監査する体制も大切です。
NTT東日本のCSRマネジメント体制が素晴らしいので、
参考にし、CSR広告のマネジメントのポイント3つにまとめました。
CSR広告のマネジメントのポイント3つ
1、CSRマネジメント
ウチはコミュニケーションの監査体制があるから大丈夫や!
そんな社長がいたらクソですね。マジで。
体制だけあればいいってもんじゃありません。
NTT東日本はウェブコンテンツにおいて、
「CSRマネジメント」という項目で、
「広告表示の適正化に向けた取り組み」
を紹介しています。
情報開示だけがCSRではありません。
情報管理もCSRの一つなのです。
2、人材育成
組織は人なり。
ルールだけが一人歩きしても、良い結果は出せません。
NTT東日本は社員向けのセミナーなどを行っているようです。
現場のレポートがないので、本当かどうかはわかりませんが。
結局、誰かヒーローみたいな人が一人だけいても、
組織全体のレベルは上がらないわけです。
僕がするCSR研修などもそうですが、
従業員自身の“ジブンごと”として気付いてもらう必要があります。
CSRとはなんぞや、ということもさることながら、
CSR広告をはじめ、コーポレートコミュニケーションに対して、
実践レベルの知識を学ぶ必要があります。
参照:CSR研修が御社に必要なたった1つの理由
3、監査体制とフロー
NTT東日本のように厳格に審査するのは難しいかもしれませんが、
広報を含めて、グリーンウォッシュを未然に防ぐ体制は準備しておきたい所。
例えば、広告会社でも担当者以外の意見(セカンドオピニオン)を入れるとか。
他にもアイディア・ベースでは色々ありますが、
社内の広報(コーポレート・コミュニケーション)と、
CSR部の連携は少なからず強化すべきかと。
実際そういう体制を取り始めた企業もチラホラ見かけるように。
他社がそうだから、という横並び発想ではありませんが、
見習うべき所は、しっかり学んでいきましょう。
参照:CSR部こそCSR以外のことにも目を向けるべき!?CSR部の問題点と未来の形
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コーポレート・コミュニケーションとして、
CSR関連なら誰も否定しないから、
なんでも発信してしまえ!って姿勢はうまくないですよね。
グリーンウォッシュなCSR広告なんて問題外です。
CSR広告をどう作るかというテクニック以前に、
監査体制の強化が必要な時代になりました。
広告審査も含めての、CSR広告です。
グリーンウォッシュなCSR広告を出すのは、恥なだけでなく、
CSRマネジメントができてないと判断されるので、
関係各位の皆様、お気をつけ下さい。
特に大手企業は、グリーンウォッシュして、叩かれて、
株価も士気も下げちゃったら笑えませんよね?