上場企業のCSRコンテンツ

2012年の興味深い調査があがってきましたね。

全上場企業 3,570 社のうち、CSR・環境のコンテンツがあるのは55%。CSR報告書を掲示しているのは23%。ってな感じだったらしいですよ。

以下、詳細の解説させていただきます!いつも上から目線で恐縮です!

上場企業ホームページ充実度ランキング

CSR・環境のウェブ・コンテンツ設置率

2010年度 50.9%
2011年度 55.0%
2012年度 55.0%

CSRコンテンツを作る企業の割合はあんまり増えていないんだねぇ。東日本大震災以降なので、2012年はもう少し増えると思ったんだけど。

専門コンテンツ(カテゴリー)なので、1ページだけとか、ニュースページには掲載があったりするかもね。

この掲載率は低いとみるか、高いとみるか。ざっくり言えば低いよね。

世界でIIRCやISO26000など、CSRに関する世界的なルールが作られていく中、日本を代表する企業群の上場企業の半分が無視(笑)

有名アパレル企業みたいに、海外進出して痛い目見てから積極的に取り組むんでしょうね。

英語対応しているサイトが58%らしいので、もしかしたらCSRコンテンツ掲載のあるサイトと重なっているかも。

2013年もたいして伸びないでしょうね。こうやって、ノウハウも情報も2極化が進みますよっと。

でもこう考えると、CSRブログを運営する企業とか先進的なんですね。

参照:2012年版!企業の社会貢献・CSRブログまとめ

CSR報告書・CSRレポート掲載率

2010年度 22.0%
2011年度 22.4%
2012年度 22.8%

どうなんでしょうねぇ。

まぁ、普通の流れで行けば、紙のCSR報告書作ったら、PDFにして掲載するでしょうね。

そう考えると、800社弱しかCSR報告書作ってないのか。日本で千数百社しかCSR報告書作ってないって聞いた事あるけど、本当っぽいね。

あと、紙のCSR報告書をやめて、ウェブに移行した企業も何社ありましたよね。メディアの形は時代で変われど、CSRに取り組む企業が増えるかどうか…。

参照:2013年のトレンドは何だ!?最新CSR報告書・CSRレポート動向まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今後も要注目の調査です。極論ですが、僕はCSR報告書作らなくてもいいと思ってます。

CSR報告書より大切だと思っているのが、CSR活動・CSR経営そのものです。

プロダクトアウトの紋切り型CSR報告書を作るくらいなら、そんなのいらん。CSR活動・CSR経営そのものががっちり推進されてけば、まずはOKかと。

2012年度全上場企業ホームページ充実度ランキング調査|日興アイアール