CSR関連サイト
僕は、ビールと赤ワイン(シラー、カベルネなど)が大好きです。
で、夏も終わりなのに、ビール関係のCSRを調べちゃいました。てへ。
という訳で、そんな大好きなビール販売の会社が
どんなCSRサイトを運営しているか気になり、
勝手に比較してみました。
ちなみに、批判や誹謗中傷をしたいわけではなく、
顧客として気になったので調べただけです。
ビールを普段から飲む人で、
お気に入りのビールブランドの販売企業の
CSRサイトを見る人が何人いるか知りませんが、
自分の体に入るものを作っている(売っている)
企業の活動は知っておいて損はないはず。
今回は、日本のメーカーさん5社(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー、オリオン)の様子をウォッチ!
統計(出荷量)などは、この大手5社の話しがほとんどです。
さてそれでは、早速5社のWebを見て行きましょう。
大手のCSRコンテンツサイトの作り方を見ながら、
自社のWebサイトの振り返りができればと思います。
アサヒ
http://www.asahigroup-holdings.com/csr/
アサヒさんは、ヘッダーのグローバルナビから、
「CSR・環境活動」というコンテンツにいけます。
コンテンツもマテリアリティ(重要項目選定)ができていて、
見やすいサイトです。
ガイドライン対照表も、CSRレポートとは別のバナーで紹介されてます。
ふむ。なるほど。
もう一歩があるとしたら、
このページにアクセスした人も巻き込めるコンテンツがあれば良いかな。
情報開示としてはすばらしいけど、「CSRコミュニケーションレポート」という名称もあるのに、
コミュニケーションが浅いかなぁ。
導線や、ユーザーのインセンティブ・デザインがもっと良いと、
素晴らしいサイトになるのになぁ。
個人的には一番好きなビールメーカーさんだけに、今後に期待です!
キリン
キリンさんは、ヘッダーのグローバルナビから、
「CSR活動」というコンテンツにいけます。
しかもトップのイメージバナーに、
「社会から信頼をいただくためにCSR活動をしていきます。」と書いてある。
こういう言い切るのはすばらしいですね。わかりやすい。
そして、キリンさんでは、以下のコンテンツのバズり具合がハンパじゃない。
ここまでいくと、演出なのでは…?とさえ思ってしまうくらい。
「キリンビールの環境活動の「4つのこだわり」を担当者が解説します! 」
5500ツイート、4800いいね!を超えて、今でも伸び続けている。
企業のCSRコンテンツにもソーシャルボタンがつく時代なんですよね。
2〜3年前では皆無だった気がします。
サッポロ
サッポロさんのCSRコンテンツは、
トップページから直接(ワンクリック)ではいけません。
会社情報のページ、フッダーリンクからいけるようです。ちょっと残念。
でCSRコンテンツは、サッポロホールディングスのCSRページに行く。
んー、サッポロビールのCSRページは何のためにあるの?
それはともかく、グループのCSR活動の目的は以下の通り。
サッポログループは、『経営理念、経営方針の具現化を通じて、社会に対する責任を果たし、ステークホルダーの信頼を高め、企業の価値を向上させること』を目的に、CSR活動を推進しています。
ということです。
Why(なぜCSRをするのか)が明確だと、誤解は減りますよね。
「企業価値を高める」のが、CSR活動の目的だと。
素晴らしいじゃないですか。
サントリー
サントリーさんは、ヘッダーのグローバルナビから、
「環境活動」「文化・社会・スポーツ」というCSR系コンテンツにいけますね。
しかも、「環境活動」のページにいくと、ブログパーツも配布している(笑)
これは新しいですね!ブロガーにはたまりません!
僕のブログにはトーンが合わないので導入しませんが…。
クールなブログパーツだったらチャレンジしてみたい所です。
オリオン
オリオンさんも、トップページからではなく、
「企業情報」ページからCSRコンテンツ(社会貢献)にいけます。
でもちょっと情報量が少ないのと、情報の鮮度が悪いかなぁ。
CSRコンテンツでも情報鮮度(最新情報がアップされ続けること)が重要。
一年に一回更新なだけでは、もう誰も見に来なくなっちゃいますから。
お金かけてページを作っているなら、
ちょっとしたアクションでもいいので、月一回更新くらいはしてほしいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は全体的な印象を調べてみましたが、
各社オリジナリティにあふれるページ、という感じでもありませんでした。
コンテンツとしては、サントリーさんのブログパーツとか、
キリンさんのメガヒットバイラルコンテンツなどはとてもオリジナリティがあって良いです。
こんな風に、ビール会社さんのCSRコンテンツを比べるのは、
日本で僕くらいかもしれませんが、
あなたの贔屓にしているメーカーさんが、CSR活動で注目されるのは悪いことではないと思います。
僕ら(未成年は除く)の身近な企業だからこそ、
安心・安全はもとより、ワクワク感が得られるCSRコンテンツであってほしいです。
では、僕は、今夜のビールは何にしようかな。
VIVA ビール!
関連記事
・20億円の寄付に!アサヒビールのCSR・コーズマーケティング事例「うまい!を明日へプロジェクト」
・後発でも結果をだせる!?CSRマーケティングの注目事例「い・ろ・は・す」
・Good Design10原則から学ぶ、CSRをデザインするための10のコト