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[レポート]地域CSR×コミュニケーションが描く未来とは

地域CSR×コミュニケーションが描く未来

4月25日に開催された、第3回CSRMeetupのまとめです。

イベントのまとめではありますが、非常に示唆に富む内容だと思います。

CSRコミュニケーションに興味がある方は、ぜひそのまま読み進めて下さい。

プレゼン・メモ

プレゼンター:エコッツェリア協会/三菱地所 平本真樹さん

「街のシンボルがあると、愛着が湧きやすい。」企業誘致が目的、というのは非常に明確でいいですね。CSRのCはコミュニティ。地域のレポートを出そうということになった。

三菱地所の本業として、企業さんに来てもらうこと。地域コミュニティを盛り上げることは、本業とリンクしている。CSRレポートに関しては、「皆に読まれる」CSRレポートを作りたかった。

「環境経営サロン、始めたきっかけは、経営者のCSRの理解が絶対必要。ボトムアップは必ずしも成功しない。経営者同士で、現状を理解していこうというサロン。加えて社内啓発にもなる。」

自分たちの利益のためにCSR活動をする。それは正解の一つ。だからCSRというレイヤーで、色々なステークホルダーを巻き込む。継続的に、議論していく。

地域CSRとは、そもそも何か。地域を使ってCSRをすること。地域住民とは、まさに住んでいる人、企業、NPO、行政も含まれるのではないか。

CSRはCSR部にとってはメリットあるが、他の部署にとってメリットがあるのか。会社単位ではCSRは良きことでも、部分最適な活動かどうかは疑問。

行政もつながっていくと、地域CSRとなるのか。良くも悪くも、行政が地域CSRに絡んでくると、政治色がどうしても出てくる。それはどうなのか。

参照1:大丸有2011CSRレポート
参照2:空と土プロジェクト

ワークショップ・メモ

遠くの地域に社会貢献としてリソースを投入するのは難しい。会社の全社員が自分ごととして納得してくれるか。「地域」の定義は色々あるが、一番身近な地域(本社近辺など)から対応するのが現実的なCSRなのではないか。

CSR活動は本業がどうこうというけど、そもそも継続しないと意味がない。本業近辺のCSRであっても継続しなければ意味がない。ゲーム性、エンゲージメントの仕組みが必要。

Web関係の業界は地域CSRはできうるのか。IT業界のCSR活動はあまり積極的でない印象もある。すごく競合が多いレイヤーなので、戦略としてのCSRは難しいのでは?

CSRレポートのターゲット、つまり、一番関係を作っていきたい方は誰だろう?必ずしもマス・マーケットにCSRをPRしていくしていくことがイイ事ではないのでは?

CSRの最適解は何か。CSR活動に対して、振り返りというか、結果を見直す機会は必要。ボトムアップからのCSRは結果をどう見える化するか。発信することが、トップを動かすこになるのでは?

ボトムアップでは、「それやったら、どれだけ結果出るの?」と必ず、CSRにおける社内の壁に突き当たる。だからこそ、数字を出す(見える化する)必要がある。

ボトムアップは時代の背景もあり、トップに届きやすいかも。むしろ、別部署との連携が難しい。CSR部以外の他部所にメリットのあるCSR活動を見極める必要がある。CSR活動は結局そこに「ニーズ」があるかどうか。上司をどれだけ巻き込めるか。ボトムアップでニーズを掘り起こせれば…。

ボトムアップなCSR。足枷は、「売上げにつながるか」の結果だすぐ出せないこと。社内のモチベーションを上げることも必要。まず、社内の有志を集める。そしてその活動を社内で盛り上げていく。

僕の雑感

平本さんの最後のまとめコメントが刺さりました。

「まず、自分のしたいことを一つ決める。社内で3人、社外で3人仲間を見つける。それで活動できますよね?」

まさに、地域CSRという枠だけでなく、ボトムアップなCSRはそこから始まるのだと。すべては“自分”が行動を始めることから始まる。

ボトムアップからのCSRで、企業トップのCSR推進を促すのは楽なことではない。だからこそ、“誰か”に責任を押し付けるのではなく、小さな一歩を“自分”から始める。まさにボトムアップのポイントですね。

今回は情報のコミュニケーションの手法というよりは、巻き込み方とか、地域性をおさえた活動とか、“人”に焦点をあてたコミュニケーションの話しが多かったです。

いやぁ、今回も白熱したディスカッションでした。ちなみに、二次会(食事会)は10名程度の参加。ゲストの平本さんの裏話なんかも飛び出したり…。

次回開催予告と今回のまとめ

次回は8月上旬の開催を予定しております。

それまではfacebookグループで意見交換しましょう!

今回の総括は以下のメディアで確認できます。ぜひご覧くださいませ。

■■facebookグループ「CSRコミュニケーションを考える」
http://www.facebook.com/groups/288972971127467/

■■第3回CSRMeetup|地域CSRとコミュニケーションのツイートまとめ
http://togetter.com/li/293182

■■第2回CSRMeetup|CSRレポートとコミュニケーションのまとめ
http://andomitsunobu.net/?p=617

■■第1回CSRMeetup|ソーシャルメディアとCSRコミュニケーションのまとめ
http://andomitsunobu.net/?p=559



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執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]