統合報告書アワード受賞企業19社(2016)

統合報告書

統合報告書アワード

先日「第18回 日経アニュアルリポートアウォード」が発表されていたので、シェアします。

日経アニュアルリポートアウォードとは、日本経済新聞社が1998年から毎年、日本企業の発行するアニュアルリポートの更なる充実と普及を目的に実施しているアワードです。

「沿革・業績推移・代表的経営指標」、「ビジネスポートフォリオ」、「トップマネジメントのメッセージ」、「中長期的企業価値向上策と実現のためのロードマップ」、「ESGファクターの説明」、「当年度の重点項目説明」、「財務データの充実」、「ファイナンシャル・サステイナビリティ」、「総合的完成度」が主な審査項目です。

いわゆる統合報告書と意義や意味がかなり近づいている気がしますが、まだチェックしていないCSR担当者の方は目を通しておきましょう。

第18回 日経アニュアルリポートアウォード

グランプリ:中外製薬

質の高い経営が伝わり、長期戦略も明確。この1冊があれば、アナリストのリサーチリポートは不要との声もあった。統合報告としての完成度も高い。役員報酬記述をもう少し厚くし、国内投資家向けにガバナンスコード対応記述が充実すれば完璧。

中外製薬さん、すごいやないですか。単純にすごいと思います。僕も勉強させてもらいます。

準グランプリ

準グランプリは、オムロン、TDK、三井物産、三菱重工業、の4社。それぞれ完成度の高さが光っているみたいです。

優秀賞

優秀賞は、アサヒグループホールディングス、アステラス製薬、伊藤忠商事、ANAホールディングス、オリンパス、カルビー、住友商事、セガサミーホールディングス、東京応化工業、日本郵船、ファミリーマート、ポーラ・オルビスホールディングス、三菱商事、の13社です。

今回受賞企業のアニュアルレポートはすべてが統合報告書ではないもの、ESG項目やCSR報告でも重要だと思われるポイントもまとめられているので、実質的な統合報告書アワードと言えるかもしれません。特に統合報告書を制作している企業は参考になる箇所も多いと思うので、とりあえず上記18社のレポートはすべてダウンロードして、必ず目を通しておきましょう!

WICI ジャパン統合報告優秀企業賞

企業報告の開示手段としてホームページによる Web 開示を基本にしつつ、その中核コンテンツとして統合報告書を作成することの一般化がさらに 進展したことから、第2回に引き続き「Web 統合開示特別賞」は設けず、「WICI ジャパン統合報告優秀企業賞」に一本化して行いました。

統合報告書のもう1つ大きなアワードである「WICI ジャパン統合報告優秀企業賞」。一応こちらも確認のためまとめておきます。こちらは日経とは違って、審査員に大学の先生なども入ってます。

こちらでは、アサヒグループホールディングス、伊藤忠商事、オムロン、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、の4社が受賞。両方のアワードに入賞した、アサヒグループホールディングス、伊藤忠商事、オムロンの3社はさすが、ということなのでしょうか。

World Intellectual Capital Initiative(日本語)

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まとめ

アニュアルレポート/統合報告書は、IR支援系の人がメインで関わってくるし、CSR支援会社の空気感とはちょっと違っていて、色々と難しいです…。

アワード受賞企業を見ていて結局感じるのは、企業のCSRを最も推進させられるものは何かといったら、「担当者の熱意」だということです。これは前から言っていますが、CSR評価の高い企業には、熱意をもってCSR推進をしてらっしゃる担当者の方が必ずいます。必ず。今回の例でもCSR担当者の方に何社もお会いしてますが、そう感じています。

これは知識の差でもなく、情熱の熱量の話です。“知識だけ”ある担当者の方は、最近はすごく増えていますが、そういった企業のCSR評価が高いかというと……(空気をよんでください)。

もちろん、上場している、もしくは創業から随分経っている大手企業などは、社長・会長の“鶴の一声”から統合報告書/CSR報告書制作が始まることもあると思います。しかし、CSRはまさにサスティナブルな活動であって、3年・5年・10年と続けるには、並々ならぬ担当者の熱意が必要なのです。

まずは、受賞企業のアニュアルレポートで勉強させていただきます。



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