消費者視点の評価基準となるランキング、日経BP社「環境ブランド調査」(2015)

CSRランキング

環境ブランド調査2015

先日、日経BP社から『日経BP社「環境ブランド調査2015」 サントリー1位、トヨタ2位 社会課題と本業つなげる企業が上昇』というリリースがあったので共有します。

環境ブランド調査とは、日経BP環境経営フォーラムが毎年主要560企業ブランドを対象に、各企業の環境に関する活動が一般の消費者にどう伝わっているかについてインターネットを利用してアンケート調査し、結果を集計・分析しているもの、です。今年で16回目となるようで、日本の環境イメージ調査では超老舗の部類に入ります。

専門のCSR評価機関のランキングではないのがポイントです。早速、紹介していきます。

環境ブランド指数・トップ20

1、サントリー
2、トヨタ自動車
3、パナソニック
4、日産自動車
5、イオン
6、ホンダ
7、キリンビール
8、アサヒビール
9、シャープ
10、コスモ石油
11、東芝
12、日本コカ・コーラ
13、キリンビバレッジ
14、ブリヂストン
15、日立製作所
16、マツダ
17、アサヒ飲料
18、ヤマト運輸
19、三菱電機
20、サッポロビール

環境ブランド指数を構成する4つの指標とは、回答者が当該企業の環境情報に触れた度合いである「環境情報接触度」、環境報告書や各種メディアなど環境情報の入手先を集計した「環境コミュニケーション指標」、環境面で当てはまると思うイメージについて集計した「環境イメージ指標」、環境活動への評価度合いを集計した「環境評価指標」。

ランキングの精度と方向性

他には属性別ランキングとして「男性によるランキング」、「女性によるランキング」。プラスイメージの上位企業として「省エネルギーに努力している」、「リサイクルに力を入れている」、「廃棄物削減に力を入れている」。
マイナスイメージの上位企業として、「地球温暖化を進めたり、資源・エネルギーを無駄遣いしている面がある」、「効率的な資源利用や廃棄物の量・処理法などに課題がある」なども発表されています。

不思議なのは、たとえばトヨタ自動車は「プラスイメージのある企業」としてダントツトップなのに、「マイナスイメージのある企業」でも2位にランクインしている所。一般消費者のアンケート結果なので、製造業系にもつイメージが二極化しているということなのかな?

各種CSRランキングでも上位の企業がトップにきているあたり、消費者の環境・CSR情報に対する目も鋭くなってきているということのかな?

この順位をみて、感じることは色々あると思うので、元記事となるプレスリリース(詳細)をご確認いただきたいです。以下に今年発表のCSR関連ランキングのまとめを。気になるランキングがあればチェックしてみてください。

各種CSRランキング

消費者による企業評判評価ランキング「Global RepTrak 100」(2015)
企業の環境情報発信力ランキング「Eco Site Survey」(2015)
企業の社会貢献度を順位づける「社会貢献支出ランキング」(2015)
企業の社会性にフォーカスした「CSR社会性ランキング」(2015)
CSR企業評価の決定版「東洋経済CSR企業ランキング」(2015)
日経ビジネスCSRランキング? 「善い会社ランキング」(2015)
CSRウェブサイトが一番充実している企業はどこ? 「企業情報サイトランキング」
日経CSR経営調査ランキング「環境経営度調査」(2015)

まとめ

一般消費者がターゲットということで、TVや新聞などのマスメディアやウェブサイトでの情報発信が強い企業が上に来ている気もします。

このランキングの場合は情報精度が高いかどうかというより、文字通りの“ブランド調査”ですので、そのあたりは考慮する必要があるでしょう。

「CSRでブランディングする」というのも、最近は現実味を帯びてきており、ますます企業イメージ構築の中に取り込まれていくのかもしれません。あなたはこのランキングを見てどう思いましたか?



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