環境コンテンツランキング
先日、日本ブランド戦略研究所が企業の環境コンテンツランキング「Eco Site Survey2015」を発表しましたのでシェアします。
評価方法は、情報の「見つけやすさ・量・掲載方法」などを点数化しランキングしているそうです。細かく言うと「特集があるか」、「定期的な更新がされているか」、「SNS拡散機能があるか」など、まさにコンテンツとしての価値評価です。
CSRや環境情報ページのアクセスが伸びないと言う前に、上位企業の環境コンテンツを参考にし対策を考える必要があるでしょう。
環境サイトの整備状況ランキング(総合)
ランキング:トップ20
1位、サントリー
2、キヤノン
3、ブラザー工業
4、パナソニック
5、日立製作所
6、三菱電機
7、ダイキン工業
8、富士通
9、トヨタ自動車
10、ソニー
11、パイオニア
12、コスモ石油
13、東芝
14、東京ガス
15、シャープ
16、リコー
17、TOTO
18、資生堂
19、関西電力
20、花王
(環境サイトの整備状況ランキング2015より)
雑感
20位まで見ると、CSR関連ランキングのトップランナーもいい位置にいますね。
今回の調査では「スマホ対応」も調査項目に入っています。企業のCSRサイトは(そもそもコーポレートサイトは)ほとんどの企業がPC版しか準備していないので、このあたりはどれだけ本気でコンテンツを作り込んでいるかの基準になるかもしれません。
少なくとも、自宅にパソコンがない就活生には適切な形で情報が届きませんね。1位のサントリーさんでさえも、環境サイトはスマートフォン対応ですが、CSRサイトはスマートフォン未対応のように見えますが…。残念ではありますが、確かに月間読者・数百人のためにコーポレートサイトをリニューアルするのは非効率なので、しょうがないとは思います。
僕は仕事柄、様々な企業のCSR・環境コンテンツを見ますが、確かにわかりにくい企業は多いです。訪問しても全ページ見るわけじゃないから、特集とか目玉コンテンツとかを見たいのですけど、それがどこにあるかわからないという…。
僕がもしアドバイスするのであれば「とりあえず定期的な更新をしようぜ」ということ。1年以上更新されない「新着ニュース」とか、もはやジョークとしか思えませんよ。
何はともあれ、200社弱のランキング順位が発表されていますので、気になる方はチェックしてみて下さい。同業種を見つけたらベンチマークするのもいいでしょうね。
まとめ
企業のCSR・環境コンテンツは、見る人は見ています。
ウェブは紙媒体とは違い「永遠のベータ版」です。更新することに意義があるメディアです。そして、せっかく作ったのであれば、できるだけ多くの人に見てもらいたいじゃないですか。
情報豊富なのがベストですが、仮にそれができなくても、ページの訪問者ががっかりさせてしまうようなコンテンツは、むしろないほうがいいのでは?と思うくらいなので、更新ぐらいはしましょう。
あなたの会社の次のコーポレートサイト・リニューアルの時は、ぜひ「誰にどんな情報を届けたいのか」を明確にし、作り込みをしてみて下さいね。
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