企業情報サイトランキング

今回は、ウェブサイトにおけるランキングをシェアします。

日本ブランド戦略研究所が行なっている「企業情報サイトランキング」というランキングです。

企業情報サイトランキング(2014)とは、業種別に抽出した有力企業252社の企業情報サイトの6コンテンツ(「会社案内」「ニュースリリース」「技術・品質・安全情報」「CSR・環境への取り組み」「IR情報」「理念・ビジョン」)をユーザーが評価するという形式で実施してます。

後ほど、CSRコンテンツのランキングも紹介しますが、CSRにおける情報開示はウェブがメインになりつつあるので、他社の総合CSRランキングが高くても、コンテンツ別のランキングもあるものに関しては低ければ、情報発信がまだまだということ。

逆に、他社の総合CSRランキングで低くても、情報開示のランキングが高ければ、消費者にはアピールできるということかもしれません。理想はどっちもいいのが一番ですが…。

特に、今回はユーザーが決めているわけで、そもそもユーザーに評価されないサイトを作っちゃ、ダメよ〜ダメダメ、ということです。

企業情報サイトランキング

総合ランキング2014年

1、サントリー
2、キリン
3、トヨタ自動車
4、サッポロビール
5、カルビー
6、アサヒビール
7、伊藤園
7、日本ハム
9、資生堂
10、ヤクルト

252企業すべてのランキングは日本ブランド研究所の「詳細記事」をどうぞ。

CSR・環境部門ランキング

1、サントリー
2、トヨタ自動車
3、日立製作所
4、キリン
5、伊藤園
5、ホンダ(本田技研工業)
7、サッポロビール
7、アサヒビール
7、TOTO
7、ヤマハ

僕が注目するのはコンテンツ別のランキング。順等なランキングとなりましたね。

3位はHITACHIか。いや、素晴らしい会社なんですけど、ファストビューでCSRコンテンツにいけない気がする…?情報量が多くても、優先順位が低そうですね。実際はわかりませんが、少なくともそう見える。

あと、面白いのが、実際3位と7位の得点差はほとんどないこと。上位だとそこまで差がつかないのはわかるのですが、世界での情報開示レベルの差が開く一方なので、なかなか香ばしい結果とも言えるのかもしれません。

まぁ、そもそも、トップ10社に入る企業ですから、僕が批評することは特にないんですけどね。今後、CSRコンテンツも力を入れていきたい、という企業の方がいらっしゃいましたら、このトップ10社のサイトを参考にしてみて下さいな。

まとめ

CSRコンテンツって、ターゲティングが難しいですよね。

今回は、CSRランキングだけどインデックスみたいなものだし、ウェブサイト限定のCSR情報開示の話です。海外の調査機関もウェブでの情報発信を重要視しているし、上場企業のCSR担当者の方は、CSR報告書もさることながら、CSRウェブサイトの情報更新にも注意すべきでしょう。

統合報告が流行っているといっても、一般消費者にはどっちでも良い話だし、それより単純に情報量が多いことが価値になるみたいな見方もあるでしょう。

CSRはマルチステークホルダーに向けて、網羅的な情報開示をする一方、ターゲティングしたコンテンツ構成で、投資家用とか、調査機関用とかにわけるウェブ戦略が必要になってくるのかもしれません。海外の調査機関なんかは特に、勝手にサイトみて、勝手に評価する時代ですからね。

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