イベント・サステナビリティ・マネジメントシステム

持続可能なイベント運営のためのマネジメントシステム「ISO20121」。

CSR/SRの国際標準規格(ISO規格)でいえば、「ISO26000」があります。こちらはガイドラインですので、認証ではないのですが、今回ご紹介する「ISO20121」っていうのは認証規格です。イベント業系の企業はとりあえず知っておくべきでしょう。

最近で言えば、2012年のロンドンオリンピックがこの規格の認証を受けたことで有名です。

環境や社会問題に対する意識高まりから、全ての産業において、仕事を通した環境及び社会問題への取組みが広がっています。環境負荷の高いイベントも例外ではありません。そんな中で注目されてきているのが「ISO20121」というわけなのだそうな。

んー、どこまで何を活用するか、というのは僕も不勉強でして正直わかっていません。CSR報告書などを出している企業であれば、ISO26000やGRIなどの枠組みから、イベント運営をみたほうが分かりやすい気もします。

トリプルボトムライン

ここで言われるサスティナビリティとは、一般的に「トリプルボトムライン」と呼ばれる、環境・社会・経済のこと。

ますます、ISO26000みたいな話になってきて、よくわかりませんな。もちろん、主語がISO26000とは違うし、認証のものなので全く別の枠組みであることは確かです。

そもそも、トリプルボトムラインとは何か。1994年に英国のサステイナビリティー社のビジネスコンサルタント ジョン・エルキントン氏によって提唱されたトリプルボトムライン(経済、社会、環境)をフレームワークとした事業評価のこと。

今でも、企業のCSRコンテンツなどでも登場します。サスティナビリティの3P(人、地球、利益)に近い考え方です。

ISO20121ですが、日本だと横浜市が「2012 世界トライアスロンシリーズ横浜大会」においてISO20121を取得したとか。

今後、ある程度の規模のイベントはこういう認証を取るようになるのかもしれませんね。2020年にある東京オリンピックでも認証を取るのでしょうか?よくわかりませんが、イベント業関係の企業の方は要チェックな国際規格であることは間違いないようです。

参照資料

参照サイト

ISO20121 イベントサステナビリティ

関連記事
サスティナビリティで“儲かるCSR”を構築するための3つのポイント
持続できないサスティナビリティ・CSRにならないための3つのポイント
・サスティナビリティの良事例!ユニリーバのCSR「サスティナブル・リビング・プラン」