ニューバランスのCSR事例
僕が昔愛用していた靴はニューバランスでした。(今は持ってないっす。ごめんなちゃい。)
そんなニューバランスが取り組むCSR活動(社会貢献活動)があります。毎年10月に強化月間として積極的に取り組むのが「ピンクリボン」です。
ピンクリボン活動は、1980年代のアメリカで、乳がんで亡くなった患者の家族たちが、「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めてピンク色のリボンを製作したことから始まったそうです。
このピンクリボン活動はアメリカだけでなく、今や世界中で、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるシンボルマークとして広く使われています。
乳がんは、日本では増加傾向にあり、特に30歳から64歳の働き盛りの女性のがんによる死因のトップとなっているそうで、本当に他人事ではありません。
ピンクリボン
69秒に1人が乳がんで命を落としているという事実(2011年)。これは知りませんでした。
また、25歳〜55歳の日本人女性で一番死亡率が高いガンなんですって。ムービーで言っているの参照サイトは以下からどうぞ。
乳がんを減らすために、ニューバランスができること。
ニューバランスは、乳がんの早期発見を啓発する「ピンクリボン活動」をサポート。毎年秋に東京・日比谷公園で行われるラン&ウォークイベント「Run for the Cure®/Walk for Life」に協力するほか、ピンクリボン対象シューズを発売して売上の一部をNPO法人Run for the Cure Foundationに提供しています。乳がんの正しい知識を広め、早期発見・早期診断・早期治療をアピールすること。皆さまの健康を願うスポーツブランドとして誇りをもって「ピンクリボン活動」を応援しています。
(乳がんを減らすために、ニューバランスができること)
「皆さまの健康を願うスポーツブランドとして誇りをもって「ピンクリボン活動」を応援しています」。
この姿勢ってCSRにすごく大切な部分だと思います。
正直、第三者から見たら、ファッション(ただの流行で)でピンクリボン運動に取り組む企業って多いじゃないですか。そういう中でブランドとして“誇りを持ってやってます”って中々言えないことじゃないかな。すごいことですよね。継続もしているし。
コーズマーケティングとして成功しているかわからないけど、企業として、ブランドとしてニューバランスはそういう会社なんだなってのは伝わってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スポーツシューズのメーカーの社会的役割の一つに「健康促進」があると思うので、本業に近い領域の社会的課題解決に動いていると言えますよね。
ニューバランスだけではなく、多くの大手企業が10月のピンクリボン運動強化月間に向けて、商品を販売しています。大手でも何年も継続して取り組んでいる所も複数あります。
自分たちでゼロから社会貢献プロジェクトを立ち上げるより、既存のプロジェクトを支援したほうが楽ですしね。
今、ランニングシューズなどを探している方がいらっしゃるなら、検討してみてはいかがでしょうか?
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