ソーシャルビジネスマガジン「オルタナ」
6月28日発売の、ソーシャルビジネスマガジン「オルタナ33号」を、関係者の方からいただいたので、書評をまとめます。
献本いただけるのは、リアルにありがたいっす(笑)
今回の特集は「NPO 成長の条件」。今回はCSR関係者というより、NPO関係者の方にオススメなものとなっていました。
CSRの興味津々記事
興味深かった記事をいくつかご紹介します。
「世界の最先端ソーシャル・デザイン」はよかった。先日の世界的な広告祭「カンヌライオンズ2013」でも受賞していた、「Dumb Ways to Die(まぬけな死に方)」という、オーストラリア・メルボルンの地下鉄の公共広告の話。
先日「Dumb Ways to Die」を紹介した記事「今年も社会貢献系広告が席巻したのか? 広告祭“カンヌライオンズ2013まとめ”の感想」にも書きましたが、秀逸な公共広告(CSR広告)でした。
あと気になった記事は、「オルタナ魂」という、森編集長の記事。今回のテーマは「NPOからの批判に企業はどう応えるか」というもの。
要は、NPOなどの企業に対する、反対運動(ネガティブ・キャンペーン)にどう対応するの?って話。
日本のNPOは企業に対してネガティブキャンペーンをあまりしないことで有名ですが、NGOの日本チームともなれば、かなり突っ込まれます。えぇ、とっても。
なので、「相手から対話を求められたする」という消極的な態度ではなく、「こちらから対話を提案する」くらいの気持ちでいこうぜ、というオピニオンでした。
CSR専門誌
で、大きく話しが変わりますが、これは別にオルタナさんが悪いとかでないのですが、雑誌「オルタナ」は、僕の中で“CSR専門誌”だと思ってました。
最近は、特集でもNPOネタが多くなってきました。その代わりに「CSR Monthly」というPDF版のニュースレターにCSR情報が移行しています。
コンテンツの棲み分けは重要なので、そういうやり方もアリなんですよね。CSR有識者(?)の方のオピニオンとか最新情報が欲しい方は、「CSR Monthly」のほうの購読をおすすめします。
これで、CSRに関する論考を読みたい場合のメディアが随分と減ったように思います。もともと、オルタナさんは、原発問題なども含めた環境系の話が多かったですけどね。
もともと、CSRに関する専門メディア(紙・ウェブともに)は少なかったのですが、また絞られてきているような状態です。
特に無料で読めるウェブ・メディアは、いくつあるんだろう?
更新頻度が週一回程度のウェブサイトであれば、いくつか挙げられますが…。RSSすら発信してない所が多し、ソーシャルメディアを使って発信してくれないので、少なくとも僕にはそれらの更新情報が届きません。残念です。
Googleアラートにもひっかからないので、多分更新が滞っているのかと思われます。更新回数少ないメディアに価値はありません。マジで。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「NPOとの対話」というワードから、僕が実践するメディア運営という対話の話も含め、今回は、オルタナさんの話から「CSRメディアに物申す!」みたいになってしましました(苦笑)
僕の課題意識の中で「CSR情報って本当に少ない!」というものがありますので。
当メディアもお陰さまで、月間15000人以上の読者の方にお越しいただいてます。リピーターの方は5000人くらい?です。初めてお会いする方に、「ブログ読んでます!」と言っていただけることも最近多くなりました。
より、多くの人たちに読んでいただけるように、改めて、様々な視点からCSRに関する情報を毎日発信する意義を感じた気がします。
逆に、「CSRのこんな情報を知りたい!」という方がいらしゃいましたら、お気軽に「お問合せ」よりご連絡下さい。出来る限り対応させていただきます。