最近のCSRレポート事情

あるfacebookグループで、
「CSRレポートとコミュニケーション」について、
活発な意見が交わされている。

現在主流のCSRレポート形式は、もはや前時代的なのかも。
コミュニケーションになっていないし。
より、広告的な立場に変化しつつある。

CSRレポートは、IR・アニュアルレポート・
会社案内・入社案内などと統合される動きも増えている。
CSRレポートは単体よりも各種レポート(案内)と
組み合わせた方が、効果が出やすい気もする。

CSRのマーケティング

そもそも、CSRレポートに足りていないのは、
「マーケティング」かもしれません。

当たり前ですが、企業活動において、
「誰に、何を、どうやって提供するのか」を
考えることはとても重要です。

しかし、CSRレポートの場合、
本当に読んでいる人はいるのか?
自社のレポートをそもそも望む人はいるのか?
などと思いつつ、毎年恒例で発行している
企業もとても多い印象があります。

「誰」に届けたいのかを明確にしつつも、
紙やPDFでの配布のみ。
しかも、広報として、積極的な情報発信はない。
それでは、コミュニケーションにはならないですね。

日本の大好きな、横並び精神といいましょうか、
「他の企業がしているのならウチもやる!」
という感情的な考えはマーケティングを曇らせます。

CSRレポートを読んでもらい、
読者にどんな行動を期待するのか。

慣例に流されず、成果指標を今一度、
考え直すべきフェーズに来ているのかもしれません。