CSRにおけるインナーコミュニケーション
先日、CSRのフレームワーク国連グローバルコンパクトの日本支部、
グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークにて講演をしてきたので、
その内容をちょっとまとめてみます。
僕が参加させていただいたのが、とある分科会で、
内容は僕の講演だけでなく参加企業のプレゼン、
グローバルコンパクトのレポートの評価などなどでした。
僕自身も色々学びがありました。
そもそもグローバルコンパクトは超有名な、
CSRのフレームワークでもあるので、もっと学ばなければですね…。
国連グローバル・コンパクト
国連グローバル・コンパクト(UNGC)は、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みです。UNGCに署名する企業・団体は、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、そして腐敗の防止に関わる10の原則に賛同する企業トップ自らのコミットメントのもとに、その実現に向けて努力を継続しています
(国連グローバル・コンパクトについてより)
いやー、何て言うんでしょうか、こういう場っていいなぁと思いました。
コミュニティといいますか、勉強しようと思えば、テーマごとに勉強会がありますし、
CSR系のスクールとはまた違った企業が参加してますので面白いです。
グローバルな視点で言えば、CSR系スクールはつながりが弱いですが、
グローバルコンパクトはほんとにグローバルな組織ですので、
世界展開をしている企業はマジこういう場に来た方がためになると感じました。
インナーコミュニケーションの3つのポイント
以前書いた、コミュニケーション・スキームの記事もありますが、
▶心理学でCSRをデザインする!インナーコミュニケーション向上のための3つのポイント
今回はよりテクニカルな部分の話しをさせていただきました。
概要にはなりますが、社名は言えませんが、各社や僕の失敗を踏まえて、
ベストプラクティスをまとめて以下の3点にまとめた次第です。
1、ロイヤリティ
・企業コミュニティの強化
・従業員の信頼がCSRの下地となる
・ESの向上がコミュニケーションの前提
・会社を“好きな”従業員をどこまで増やせるか
2、インセンティブ
・非正規雇用従業員に長期視点のCSRをどう伝えるのか
・インナーコミュニケーションで企業価値をどう上げる?
・“巻き込む”という考え方
3、目標設定
・「測定できないものは管理できない」
・マーケティング視点
・業績連動の目標以外は、手段でしかない
まとめ
いかがでしたでしょうか。
会自体では、もっと突っ込んだ話しもしたのですが、
それはあの場にいたからということでブログではエッセンスのみのご紹介でした。
ちなみに、グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークでは、加盟企業を随時募集しているそうです。
社員規模が20名くらいの企業であれば参画できるみたい。
ご興味がある方は、ウェブサイトからどうぞ。
やり方によってはそこまで参加しての負荷もないようなので、
CSR系のコミュニティをお探しの企業にはちょうどよいかもしれませんね。