CSRのフレームワーク3Pとは

3Pとは、
「People(人)」「Planet(地球)」「Profit(利益)」
のことです。

海外ではちょいちょい出てくるようですが、
日本ではトリプルボトムラインの方が同義語として有名です。
CSRでは「トリプルボトムライン」という単語が良く出てきます。

トリプルボトムラインとは、企業を財務パフォーマンスのみを
評価するのではなく、企業活動の環境的側面、社会的側面、
経済的側面の3つの側面から評価することです。

でも、「社会」って誰?どこからどこまでが「社会」なの?
となることも多い。それよりは分かりやすく、
「People(人)」と言ったほうがわかりやすいのかなと。

人が社会を形成しているので、
人にフォーカスすることで、自ずと「社会」が見えてくるのではないでしょうか。

広告のありかはどこ?

企業広告、商品広告として「経済的側面」は何十年も前から、
広告の役割を果たして来ていると思います。
最近でこそ、環境に対する活動のコミュニケーションも
活発にはなっていると思います。

外部の評価で「環境的側面」があるなら、
ある程度情報開示できていますし、
昨今の関東の「節電」で企業も本気を出しているとこですね。
で、僕が広告コミュニケーションにおいて一番難しいのは、
「社会的側面」の部分だと思います。

まとめ

自社と社会との関わりを明確にし、
ステークホルダーとコミュニケーションしていかなければならない。
企業と社会との関わりなんて漠然としすぎて、
そのままでは広告も、活動すら容易ではありません。

そもそもCSR活動をしていない企業の、
「社会的側面」を訴求する広告なんて詐欺です。

だからこそ、フォーカスして、
活動そのものもわかりやすくすることとして、
CSRの3Pの「People(人)」があるのかもしれません。

社会との関わりではなく、
ステークホルダーとなる人々とどのように関わっていくか。
焦点を絞ったほうがコミュニケーション構築もしやすいです。
3Pのニュースを見て、そんな事を思った次第です。

参照:「People」「Planet」「Profit」、三つの“P”をバランスさせることが企業の責務