CSRにおけるフレームワーク3P

あなたは、CSRを計るフレームワークは何を使いますか?

今回紹介する、CSR・サスティナビリティにおける3Pとは、people,planet,profit(人、地球、利益)のことです。

ちなみに、マーケティングにおける3Pとは、Product(製品)、Price(価格)、Promotion(販売促進)のこと。

このブログ読者のあなたなら、トリプルボトムライン(社会、環境、経済)の話しは聞いた事があると思います。それをより具体的に置き換えたのが今回の3Pだと理解してもらえればと思います。「社会→人、環境→地球、経済→利益」です。

以下でちょっと解説させていただきます。

CSR、サスティナビリティにおける3P

people

人。そう、あなたの友人・知人たちのことです。

日本文化には、“世間”という場も存在します。でももっとわかりやすく言うと、人なんですよ。「社会のために!」の社会って具体的に言うと、結局、人なんですよ。どこかの誰かなんです。

人が社会を形成しているので、人にフォーカスすることで、自ずと「社会」が見えてくるのではないでしょうか。また人と言っても色んな視点があります。

従業員も、お客様(BtoC)も人。ESもCSにリソースのバランスをさく必要があるということです。

planet

地球。そう、あなたの立っている、地球です。

環境っていうと、範囲が広すぎて、結局何を言いたいのかわからないことがあります。社会もそうですけどね。環境に良い事を!というより、南アルプスの環境保護と開発を!といったほうがわかりやすい。

そういう意味では、環境→地球という置き換えは非常に重要だと考えています。人間、イメージできないとに対して、本気で理解することはできませんから。

また、環境活動は保護だけではありません。近年では「開発」における環境負荷を下げることのほうがインパクトがある、とも言われています。

守るだけでなく、“攻める”ことも地球のためなのかもね。

profit

利益。まぁ、売上とも言えます。

企業だけでなく、NPOも利益がなければ活動できません。人を大切にとか、環境に優しくとか言っても、利益を稼がないことには前に進めませんよね。

リソースをバランスよく配分する、と言っても簡単なことではないのはわかっています。僕も人には「CSRを!」と言うけれど、自社(ファウンダーとして関わる会社)のアルバイトに、その意義を完璧に伝えられてはいない。代表にもだけど。

簡単じゃない。でも諦めたらそこで終わってしまう。

利益を稼ぎながら、people,planetにもリソースをさく。目指す理想はそうでありたいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

people,planet,profit(人、地球、利益)。有名なマーケティングの3Pではありませんが、CSRに関するフレームワークではこちらの方がポピュラーだったりします。

もちろん、ざっくりとしたCSRの内容を整理するのには便利ですが、決して万能のフレームワークではありません。そもそも万能なフレームワークなんてありませんけどね。

競合他社のCSR活動の分析や、概要の絞り込み(コンセプトへの落とし込み)には重宝しそうです。また、プレゼンでのプロジェクト紹介などで使えるかもしれませんね。では、あなたのご武運をお祈りしております!