CSRレポートとコミュニケーション

さて、今日の話しは、CSRレポートとコミュニケーションについて。そろそろ2010年度のCSR・環境報告書が出揃った頃。

すでに来年度のレポートの企画・改善に向けた案を、練り始めている頃でもあるかもしれません。今年は、去年に比べて、CSR報告書を発行する企業が多くなっている印象はありますが、あくまで報告書を作って開示しただけ。

添付のアンケートの回収率も悪いとか。まぁ、よほど感動したり、インセンティブがないと、わざわざアンケートに答えたりしませんしね。

そもそもコミュニケーションって何なのよ?ということがあります。企業によって様々なので一概には言えませんが、ダイアローグイベント(消費者と企業の座談会)だったり、Web・報告書のアンケートだったりするわけです。お気づきの方、ご名答。これだけの方法で、コミュニケーションができているなんて、言えないはずですよね。全体のどれくらいかって話しですよ。

ストーリー

まったく、ストーリーが感じられない。CSRレポートは出して終わりではない。それはむしろスタートライン。僕が思うコミュニケーションって、もっと日常にあると思うのですよ。

アンケートとかイベントとかある意味、特別なことをしない方法だと。ソーシャルビジネス的なCSRアクションとか、市民(ステークホルダー)をより巻き込む広報活動とか、考えれば色々あります。

コミュニケーションに目的・目標をもって活動をしていただきたい。「誰に、何を伝え、どんな社会にしたい」のか。ある種の広告的視点とでもいうのでしょうか。作ったら終わり、やったら終わり、それでは継続的とは言えませんね。今後も、CSRアクションを推進する立場の人間として、戦略(ストーリー創り)をサポートしていきます。