社会のためになる広告!
僕がよく見るサイトに、広告・クリエイティブの事例データベース「AdGang」(アドギャング)というものがあります。
■ AdGang
キャッチコピーの通り広告クリエイティブが紹介されているサイトのですが、いわゆるソーシャルグッド系の広告も多く、NPOやCSRコミュニケーションに関心のある人は勉強になること間違いなしです。
で、今月は特にソーシャルグッドなクリエイティブが多く紹介されていましたので、まとめてご紹介したいと思います。記事タイトルを見て、ビビッときたものから確認してみてください。
ソーシャルグッドなクリエイティブ8選
1、ミレニアル世代に集中アプローチ!骨髄バンクドナー登録を促す『Snapchat縦型動画広告』
2、食べ残した“ピザの耳”を活用!飢えに苦しむ鳥を救う、ドミノ・ピザのCSRキャンペーン
3、アルファベットの中で、事故を起こさないように。運転中のスマホ使用防止を訴える啓蒙広告
4、必要なのは“水”のみ!肉体労働者を暑さから救う、UAE大手銀行のCSRプロジェクト『エアコン・ベスト』
5、猿のレジーに恋人を!人気出会い系アプリ「Tinder」を使ったザ・ボディショップのCSRキャンペーン
6、前作に引き続き大注目!Channel 4リオ・パラリンピックCM『We’re The Superhumans』
7、母になる全ての女性へ送る、ピジョンの感動ショートムービー『278日』
8、「スポーツを続けて自分らしく生きよう」Alwaysの“#LikeAGirl”キャンペーン第3弾
We’re The Superhumans | Rio Paralympics 2016 Trailer
リオオリンピック2016が開催間近ということで、こちらのパラリンピックの紹介ムービーを。はっきりいって、パラリンピアン(障害者競技出場者)は、ほぼすべての健常者よりもハイレベルな結果を出します。単純に、すごい。
まとめ
CSRでは、例えばISO26000でいう「公正な事業慣行」にあるような“障害者ポルノの禁止”みたいな「障害者ががんばっている“御涙頂戴”特集」は良いとは思えないものの、それでも様々なマイノリティの方々を含めて、啓蒙・啓発するクリエイティブは必要だと思っています。
日本でなぜか本記事で紹介させていただいたようなクリエイティブがあまり出てこないのが不思議なのですが、CSR担当者も決して人ごとの話ではないです。
さて、これらの啓発広告を見てあなたはどう感じましたか?そして、企業のコミュニケーションとしてどのようなものが適切と感じましたか?
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