ポジティブ心理学
あなたは「ポジティブ心理学」をご存知だろうか。ちなみに、僕もよくわかってません(笑)
ポジティブ心理学とは、個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する心理学らしい。
このポジティブ心理学は「どうすればうつ病が治るか」を研究するのではなく、「どうすればもっと幸福になれるか」を考える学問だそうだ。
いいねぇ。
実は、この“幸福感”ってのが僕はCSRのキーワードだと考えているのです。企業が社会的な役割を果たす事で、企業や従業員、ステークホルダーは、“幸福感”を感じる事ができるのか。逆にできなければ、何かが間違っているというなのではないか。と。
人事部やCSR部、経営企画の人におすすめの記事です。ぜひ、CSR活動を行動心理学・行動経済学の視点から参考にどうぞ。
CSR活動にも活かせる、“幸福感”を高める9つのポイント
では、実際の研究では何をしたら幸福感がより得られるとされているのか。Wikipediaに面白いデータがあったので紹介。
1、週に1回、自分の幸福を数える時間を持つこと
不幸にとらわれるのではなく、自分の幸福に目を向ける。1日に1回行うと効果が少なくなるので、週に1回行うと良い。これにより、「幸福順応」を避けて、他の人への感謝の念を増やすことができるとのこと。
つまり、CSR活動においてもネガティブチェックばかりしていないで、目標を達成した時の喜びに、より集中しようということかな。
2、他の人に親切にすること
同僚や通りすがりの人に支援の手を差し伸べる。こうした利他的行動を行うと幸福感が増す。
CSR活動の意義や実践・経験をより多くの社員にしてもらうことかな。人間は構造的に利他的行動を好むのか。CSR活動はもってこいだね!
3、感謝の手紙を書くこと
これにより短期的には幸福感が増すが、あまり長続きしない。
これは…。とりあえず、一回従業員ワークショップでやって終わりかな…。
4、自分の強みが何であるかを知って、それを生かすようにすること
自分の長所に注目する。自分の強みを知るための質問紙が作られている。自分の強みを知るだけでなく、それを日常生活に生かす努力が必要である。
マズローの話しみたい。自己実現の欲求というか。文字通り、ポジティブに生きろってことだね。CSRと自分を知るワークショップを掛け合わせたら最強かも。
5、他の人に多くを与えること
人に親切にするとは、人に何かを与えることである。ボランティア活動など、自分の時間(情報・ノウハウ)を与えることでも良い。
2番に近い。とにかく、「自分は誰かの役に立っている!必要とされている!」という感覚は、幸福感の大きなヒントになりそう。社内ボランティア派遣とかプロボノは心理学的には正解なんだな。
6、他の人と一緒にいること
家族や友人と一緒にいる時間の長い人は、そうでない人に比べて幸福感が強い。
家族や友人との人間関係を大切にして、長い時間を一緒に過ごして、それを心から楽しむと、幸福感が強くなる。
マザーテレサは「世界で一番怖い病気は“孤独”である」と言っていたのを思い出した。映画サマーウォーズでも、ひとりぼっちはダメと言っていた。絆は人を幸せに導いてくれる。つまり、チームで何かアクションしようってこと。
7、一日の終わりに、その日の良かったことを3つ書き出すこと
物事の印象は、ピーク時と終了時で決まる。1日の終了時に、その日の良い事に注目する。そして、この良い事はなぜ起きたかを考える。この方法により、持続する幸福感を得ることができる。
思考をポジティブな方向にリセットするのが大切。毎日の業務が大変でも、定期的なリセットが必要。地域のイベント開催みたいので、ミニイベントとしてやったらどうだろうか。
8、他人と自分を比較しないこと
自分の給料に満足していても知人が自分よりもっと多い、給料をもらっていることを知ると、とたんに不幸になってしまう。
人は自分が幸福であるほど、まわりの人との比較に関心を払わなくなる。自分が満足できる仕事を持ち、家族や友人と良好な関係にあれば、比較による不幸から逃れることができる。
無い物ねだりは、ネガティブ要素が強いですからね。より自社の強みやストーリーにフォーカスし、みんなでやってる感をだすことが必要かも。
9、生涯にわたる目標や夢に全力を傾けること
人生の目標を追い求めることで、多くの満足感や喜びが得られる。「フロー」状態の時間が長いと、幸福感が増す。「フロー」状態が得られる活動を選んで取り組む。
これは心理学では王道な考え方。何かに一生懸命な人は輝いているよね。企業としては従業員の目標を育む器が必要ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめると、「幸福感」はどうやら大部分をコントロールできるということ。
ポジティブ心理学の考え方を活かしてCSR活動を進めることで、関わる従業員の幸福感の劇的向上が望めますね!実は、最近話題のTEDでもポジティブ心理学のプレゼンがあったとか。
「幸福と成功の意外な関係」
幸福感が上がれば、もちろん満足感も満たされます。そうやって、従業員もハッピー、企業もハッピー、それに加わるステークホルダーもハッピー。
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