企業市民ベスト100社
コーポレート・レスポンシビリティ・マガジン誌の「企業市民ベスト100社」(The 100 Best Corporate Citizens)の2016年版の発表がありましたのでシェアします。
Environment(環境)、Climate change(気候変動)、Employee relations(従業員エンゲージメント)、Human rights(人権)、Corporate governance(企業統治)、 Financial performance(財務業績)、Philanthropy & Community support(慈善活動)という、7カテゴリー300項目以上の要素からランキング化しています。
日本だと、環境と気候変動を分けて評価するのは珍しい部類? かもしれません。
・Corporate Responsibility Magazine(英語)
企業市民・トップ10
1、マイクロソフト
2、インテル
3、ハズブロ
4、ジョンソン・エンド・ジョンソン
5、エコラボ
6、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ
7、ゼロックス
8、ロッキード・マーティン
9、レックスマーク
10、キャンベル・スープ・カンパニー
1位のマイクロソフトは、環境・人権・慈善活動の3カテゴリーで1位でした。財務と企業統治のランクが低かったのですが、他で圧倒し、2年連続でのトップとなりました。
2位のインテル、6位のブリストル・マイヤーズ・スクイブ以外のトップ10の8社は、みなさん企業統治カテゴリーランクが3桁。ランキング得点の配分が低いからこうなるのですが、これって、色々物議になりそうな感じですが、他の評価が高ければ「企業市民」なんですかね…?
ちなみに、このランキングは「イエローカード」(批判)、「レッドカード」(ランキング除外)というインジケーターも表示されているのがユニークです。いわゆる不祥事等の指摘がされているわけですが、リスクに関して学びはあると思うので時間がればチェックしてみてください。
企業市民的な話とサスティナビリティ(サステナビリティ)の意味って海外だとまったく別のジャンルなんですかね?世界は世界で派閥があるのでしょうか…。
まとめ
海外のCSR的ランキングの評価項目は、仕事柄気になっており、時々ピックアップしています。
僕の専門領域はあくまでも国内メインなので、あるていど有名な世界ランキングしか紹介していませんが、リクエスト等がありましたら、独自コメントを加えて紹介していきたいと思います。(それでも日本で一番紹介してると思うけど…)
コーポレート・レスポンシビリティ・マガジンのサイトには100位までのランキング表がありますので、興味のある方はダウンロードしてみてください。
・Corporate Responsibility Magazine(英語)
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