CSR本

CSRをしっかり学ぶための書籍・本

今回は長期休みだからこそ、ゆっくり読みたいCSR関連の本を紹介します。

明日から夏休みという企業も多いでしょうから、明日、ネット書店で買えば日曜日には届きますよ!(多分)

夏休みと年末の休み前に、定期的にピックアップしている、本と書籍の紹介ですが、今、僕が読んでいる3冊を紹介します。

ちなみに、次回のブログ更新は、お盆休み明けの8月17日になります。7月は更新頻度が少なくてすみません…。8月も少なめです…。

1、ISO26000

ISO26000関連の書籍も、何冊か買って読みましたが、著者のCSR観が出過ぎていて、国際的ガイドラインからずれているような気がして…。やっぱり、時間があるなら、本家の解説本が一番ストレートに勉強できます。

しかし、こちらの書籍は、「CSRとは何か」を学びたい人の中でも、知識レベル中級者以上の方にオススメします。この4月からCSR担当になりました、という知識レベルの方ですと、多分理解できないと思います。

別に初級者の方をバカにするわけではなく、国際的なガイドラインなんてものは、そもそも曖昧で実務的ではない言葉で書かれているため、理解するのが非常に難しいのですよ…。

セミナーなどで「CSR関連の書籍でオススメはありますか?」という質問をよくいただきますが、本当はこの本を一番プッシュしたいのです。CSRコンサルタントや大学教授などが書くCSR本は、その人の考えが強過ぎて、一般化できにくい(具体的な取組みに落とし込みにくい)傾向があるのです。

僕みたいなCSR支援を行なう、いわゆる専門家サイドにはそれでもいいのですが、CSR実務となると、特定の思想や概念が強すぎるのはよくないです。というわけで、時間をかけてでも読んでもらいたい一冊です。

2、論語

改めて読み直しています。商道徳というか、倫理観を学べます。超有名な古典なのに、CSR担当者の多くが読まないんですよね…。いや当然ですけど…。

企業活動が様々な法令に従うのは当然なのですが、ルールに従うのはすでに後手です。自分たちの倫理観の元、自分たちでルールを作り能動的に企業活動をしていくには、自分たちの「軸」となる倫理観が必要です。それを論語から学ぶというわけです。

僕にとってのバイブルと公言しているわりには、すぐに忘れてしまうし、実践になると本当に難しく、なかなか理想的な動きができておりません。

というわけで、1年に1回は少なくとも読み直したい1冊です。こちらも関連書籍がたくさん出ておりまして、それらライトなものからチャレンジするのが一番いいかもしれません。

3、新興国ビジネスと人権リスク―国連原則と事例から考える企業の社会的責任(CSR)

人権問題。このあたりの知識はまだまだ足りていないので、しっかりと理解しておきたい所です。

CSRの多くの課題やリスクはサプライチェーン上にあり、しかもその中でも特定領域に集中します。中小企業でも十分可能性のある話ですので、企業の大小に関係なく、学んでおきましょう。

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次回のブログ更新は、お盆休み明けの8月17日になります。それでは、よい夏休みを!