LGBT該当者は約8%
電通ダイバーシティ・ラボによれば、日本ではLGBT層に該当する人は「7.6%」、LGBT層の商品・サービス市場規模は「5.94兆円」となったそうです。
2012年の調査では、LGBT層に該当する人は「5.2%」、LGBT層の商品・サービス市場規模は「5.7兆円」だったそうです。該当者の割合が増えたのは、その存在が増えたというより、調査回答者がカミングアウトした割合が増えた、ということなのかもしれません。
LGBT該当者の存在感
「7.6%という数字が、どれぐらいの数字なのか考えてほしい。佐藤さん、鈴木さん、田中さん、高橋さんの4つが日本で多い苗字の上位なのだが、これらは5%程度だそうです。皆さんの周りにもその4つの苗字の友達がいると思いますが、LGBTの人というのはそれ以上の数いることになります。そう考えるとLGBTの方というのは意外と身近にいるのではないでしょうか。まずは隣にいるんですよ、ということを知ってほしい」と語った。
「7.6%存在するセクシャルマイノリティーの問題を知ってほしい」
約8%とか、確率で言えば10人に1人に近い。30人乗りのバスでは、2〜3人がいる計算。日本の人口1億2,000万人でいえば、1,000万人近くが存在することになる。めっちゃたくさんいるじゃん…。もはやマイノリティでも何でもない…。
また会見内での話によれば、イベント協賛での企業スポンサーが増えているそうです。先週に行なわれた「東京レインボープライド2015」では、ブース出店している企業も多くみられました。(現場にはいけなかったですが)
LGBT関連の団体がメインの中、アクセンチュア、グーグル、アルファロメオ、GAP、日本テレビなどの企業も出展したようです。いわゆる外資系が多い印象。
やっぱり、というと語弊があるけど、日本企業のマイノリティ支援や理解って本当に遅れているよなぁ。それで、CSR報告書では「ダイバーシティ推進しています!(ドヤ顔)」だもん。女性活躍推進に振り切るなら、女性を応援しますって素直に言えばいいのにね。それ自体は素晴らしいことなんだし。
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まとめ
僕は、LGBTの市場規模とか該当者とか、そういうカテゴライズが気持ち悪くなってしまう感じがします。色んな人がいて別にいいし、わざわざピックアップして統計取らなきゃいけないの?と。
宗教だって、政治だって、人それぞれで支持するものは異なるし、価値観や考え方も様々です。
企業としても、男社会だ女社会だと限定せず、障害者や外国人の方も含めて、世の中には様々な人がいるということを前提に組織やビジネスの仕組みを作っていくべきなのでしょうね。ただ、ナイーブな部分ではあるので、カミングアウトを強要するようなことは絶対あってはならないです。
まずは、CSR部なのか人事部なのかわかりませんが、会社側にも理解がある旨を告知し、徐々に“空気”を作っていくことが必要なのかもしれません。