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世界的CSR企業ランキング「企業市民ベスト100社」(2017)

企業市民ベスト100社

コーポレート・レスポンシビリティ・マガジン誌の「企業市民ベスト100社」(The 100 Best Corporate Citizens)の2017年版の発表がありましたのでシェアします。

The 2017 100 Best Corporate Citizens

Environment(環境)、Climate change(気候変動)、Employee relations(従業員エンゲージメント)、Human rights(人権)、Corporate governance(企業統治)、 Financial performance(財務業績)、Philanthropy & Community support(慈善活動)という、7カテゴリー260項目以上の要素から評価しているとのこと。

「ラッセル1000」の企業群で公開情報をもとにランキング。情報開示を適切に行い、説明責任を果たし、透明性の高い経営を行っている企業を評価。カテゴライズは、昨年の調査とほぼ同じみたいですね。ちなみに、それぞれのカテゴリーは、均等に点がつくわけはなく、重み付けやがやや異なります。

トップ20

1、Hasbro, Inc.
2、Intel Corp.
3、Microsoft Corporation
4、Altria Group Inc.
5、Campbell Soup Co.
6、Cisco Systems, Inc.
7、Accenture plc
8、Hormel Foods Corp.
9、Lockheed Martin Corp.
10、Ecolab, Inc.
11、Abbott Laboratories
12、Clorox Co.
13、S&P Global Inc
14、DXC Technology
15、Texas Instruments Inc.
16、Johnson Controls Int’l plc
17、NVIDIA Corp
18、Adobe Systems Inc.
19、General Mills, Inc.
20、Bristol-Myers Squibb Co.

総評

3位のマイクロソフトは、不祥事がありイエローカードが出ています。世界的にCSR評価が高いジョンソン&ジョンソンは訴訟(不祥事)があり、レッドカードでの退場となっています。不祥事がなければ5位だったとか。

あと、このランキングの興味深いところは、それぞれのカテゴリーで順位が出ているため、クロス分析というか、いろいろな視点で評価ができることです。

普通、調査機関は事細かに調査データを無料で出しませんが、ここのはしっかりめのデータとなっています。

トップ集団の企業の顔ぶれは、昨年とあまり変わっていないようです。これは、他のCSR的なランキングと傾向は同じです。

世界的なCSR評価でも、特筆すべき不祥事を考慮にいれるとかないですよね。日本でも労働問題で書類送検された、CSR評価の高い大手企業もありますけど、そういうところは企業市民という視点では、ランクからはずすくらいの勇気が必要なのかもしれません。

まとめ

日本でもやっと「情報開示は説明責任を果たす企業の重要な社会的責任である」という認識が広がってきたように思います。ウェブサイトでの情報開示も以前より活発になってきています。

当然、情報開示よりも、そもそものCSR活動の充実が重要であることは間違いありませんが、日本企業にも「説明責任」という社会的責任についてもっと考えてもらいたいですね。

ゆくゆくは我々の「CSRコンテンツ充実度ランキング」も、大手企業の情報開示を促すような取り組みにしたいなと、ふと思いました。以上。

The 2017 100 Best Corporate Citizens

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執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]

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