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CSR要素を含む“世界で最も〇〇な企業”ランキング4選(2017)

世界で最も〇〇な企業

CSR関連項目が評価基準となっている企業ランキングで有名な「世界で最も〇〇な企業」というものがあります。

その中でも今回は「世界で最も倫理的な企業」「世界で最も高評価な企業」と「世界で最も賞賛される企業」を紹介します。

これらは毎年2〜3月に発表されているランキングで、CSR関連の評価項目が多いことで知られています。それに世界のトップオブトップに入る企業ってカッコいいですよね。

「世界で最もシリーズ」の「世界で最も持続可能な企業」は『世界的CSRランキング「世界で最も持続可能な100社」(2017)』という記事でまとめていますのでご参考までに。

世界で最も高評価な企業2017

「世界で最も高評価な企業」(The World’s Most Reputable Companies、Global RepTrak 100)は、レピュテーション・インスティテュート社が作成し毎年発表されています。

7つの審査項目(製品・サービス、イノベーション、職場、統治、社会貢献、リーダーシップ、業績)に対する市民の評価を集計し、スコアを算出しランキング。CSR的には「統治」と「社会貢献(市民性)」が関わっています。「職場」も今やCSRのど真ん中ですね。

トップ100に日本企業は、キヤノン(4位)、ソニー(7位)、任天堂(16位)、ブリヂストン(30位)、トヨタ(34位)、パナソニック(35位)、ホンダ(48位)、富士フィルム(60位)、東芝(75位)、日産(80位)、日立(81位)、シャープ(88位)、富士通(90位)がランクインしてました。上記の企業は一部を除き、CSRの総合評価が高い企業ばかりです。

ちなみに、レピュテーションに関するランキングは「2017 Reputation Quotient Ratings」(Harris Poll)というものもあります。こちらの基準は、「社会的責任、感情へのアピール、製品とサービス、ビジョンとリーダーシップ、業績、職場環境」の6つの基準となっています。興味がある人はチェックしてみてください。

世界で最も賞賛される企業2017

「世界で最も賞賛される企業」(World’s Most Admired Companies)は、コーン・フェリー・ヘイグループとフォーチュン社が作成し毎年発表されています。

9つの審査項目(社会的責任、評判、経営管理、財務など)が評価項目となっており、完全なCSR関連のランキングというわけでもありませんが、重要な要素であるということで、ここで紹介されていただきます。

日本企業は総合50位以内にトヨタ自動車(34位)がランクインしています。他の選出企業は、ANAホールディングス、富士通、日立、ホンダ、KDDI、コマツ、NTT、新日鉄住金、日産、パナソニック、ソニー、豊田自動織機、三菱UFJフィナンシャルグループ、神戸製鋼でした。

世界で最も倫理的な企業2017

「世界で最も倫理的な企業」(World’s Most Etchical Company)は、エシスフィア・インスティテュート社による調査。5つの審査項目(透明性、誠実さ、倫理、ガバナンス、コンプライアンスなど)に関する優れた成果を上げる企業を表彰する賞です。

このアワードは日本企業の受賞は少なく、2017年の今回は花王だけでした(見間違いじゃないよね?)。ちなみに2016年は、花王、リコー、資生堂の3社でした。

以下は、花王の「プレスリリース」から引用です。

賞の授与者であるEthisphere Instituteの最高経営責任者 ティモシー・エルブリッチ(Timothy Erblich)氏は次のように述べています。「花王は、『世界で最も倫理的な企業』の創設以来、毎年受賞している唯一の日本企業です。この栄誉は、『正道を歩む』に則ってビジネスに取り組む、花王グループの企業姿勢を裏打ちするものです。企業の倫理基準やその行動において、花王が業界をリードしていってくれることを期待しています」

まとめ

さすがにこのあたりのランキングやアワードに選出されるのは、グローバル展開しているいつものメンツといったところです。適当に社会貢献活動をしたところで入れるカテゴリでもありません。

世界で最も、倫理的で、高評価で、賞賛され、持続可能な企業になれたらすごいですよね。日本企業でCSR全般に積極的に取組んでいるとことは数十社程度しかありません。この枠を広げるのはリソースもさることながら、社長などの経営層がその重要性を理解している必要があります。社長が反対していたらCSRなんて進められませんから。

そういう意味でも、社外に戦略を求めるポジショニング戦略より、ランキングなどにある社内のケイパビリティ強化を求める戦略のほうが、CSR的にはポジティブになるのではないか、とも感じています。当ブログでは今後も、キャッチアップできる限り色々なランキングやアワードなどを紹介していきます。

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執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]

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