ソーシャルグッドと企業
広告・マーケティング業界では有名な「宣伝会議」の今号(2015年3月号)の特集が「ソーシャルグッド」で、その特集枠に寄稿させていただきました。寄稿テーマは「ソーシャルグッドの“統合”でマーケティングを加速させる」です。
編集担当者曰く、ソーシャルグッドを巻頭特集として組んだのは初めてかもしれない、と。たしかに、ミニ特集みたいな枠くらいは過去あったかもしれませんが、特集というのは見たことないかも。この企画を編集長・副編集長もよくOKしたな、と第三者として思います。売れるかどうか未知数すぎでしょ(苦笑)
少なくとも、去年の春だったら売れなかったと思う。カンヌライオンズを始め、2013年・2014年と世界的な広告祭でソーシャルグッド的な価値観が広まって、PRとかも含め社会問題にアプローチする企業が増えてきた今だからこそ、なのかも。
ただ、記事にも書いたのですが、自社のブランディングやマーケティングといった領域に、ソーシャルグッドの概念を持ち込むことで、顧客や社会との接点を“共感”というポジティブな軸にすることができ、エンゲージメント(関係性)を深めることができます。
ソーシャルグッドは、すべての世界で肯定される普遍的価値でもあり、ソーシャルグッドがマーケティングにおいてますます重要になるのは間違いありません。
CSR文脈からのマーケティングではなく、マーケティング文脈でのCSRとかソーシャルグッドという価値観が、日本にも広がっていけばいいなと思います。僕の寄稿記事以外も、珍しい対談とか興味深いあるのでチェックしてみて下さい。
CSR担当者の方で、マーケティング的視点が欲しいという方はぜひご購入下さい。広報やマーケティング部門の方と一緒に情報共有をしていただけると、なお良いと思います。出来れば閲覧・回覧用と保存用で2冊購入していただければ…(図々しい)
もちろん、広告・マーケティング系の人にもチェックしてもらいたいです。本日、1月31日(土)発売です。小さい本屋でもビジネス雑誌コーナーに置いてあると思います。よろしくお願いいたします!