ソーシャルグッド事例:ベネトン
今回は、ベネトンのソーシャル・キャンペーン・ムービーをご紹介します。
「国連国際デーに向けたユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトンのグローバルキャンペーン女性に対する暴力撤廃のために」というリリースが出ていたのでシェアします。
まさに典型的な、ソーシャルグッドなソーシャルデザイン事例かと思います。ソーシャルデザインとは何か、という細かい定義はあまりないのですが、最近は、共創とかCSVの文脈でも使われるようになっているみたいです。
2014年はバイラルメディアが流行って、改めて動画の力を知ったという人もいると思います。これは2015年のソーシャルキャンペーン(ソーシャルデザイン)も例外ではありません。
海外NGOの動画配信のうまい所は以前からクオリティの高いPR動画(寄付訴求)をもっていましたし、そろそろ日本のNPOの中でも、動画制作に本腰を入れるようにもあるかもしれませんね。
日本企業で参考になるかわかりませんが、特に外資系と呼ばれる企業はもっと力をいれていいと思うんですけどねぇ。
End Violence Against Women Now
花びらを女性に「投石」する男性のグループ。これは11月25日の「国連女性に対する暴力撤廃の国際デー」の折に、男女平等、女性の地位向上を促進する国連ウィメン協会を支援してユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトンが実施する新キャンペーンの強力で驚くべきシンボルイメージです。 ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトンと国連ウィメン協会は、情熱にほんのちょっぴり詩心を加えて、すべての形の差別と虐待に終止符を打つよう訴えています。
国際報道機関によりソーシャルネットワーク上に発表される1枚の画像とオンラインビデオを中心としたグローバルキャンペーンは、女性はもはや不快感、苦痛、不幸な生活に甘んじるべきではない、即ち、女性は伴侶、男性、宗教、社会がそうあってほしいと願う存在ではなく、あるがままの姿であるべきだということを世界に喚起しようとしています。
(国連国際デーに向けたユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトンのグローバルキャンペーン女性に対する暴力撤廃のために)
まとめ
ファッション系の一部ブランドでは、昔からこういったソーシャルグッド・キャンペーンをしているところがありますよね。
そのうちの1社がベネトン。カラフルな描写と社会課題のグラフィカルな投影。社会的な大きな問題なのに、どこかワクワクされるようなトーン。僕はすきですけどね。
ただ一点だけ残念なのは、良いキャンペーンはしているものの、ファッション系ではよく問われる、サプライチェーンマネジメントやCSR調達などの情報開示が日本語でないことです。今後、ベネトンの本業でのCSR報告に期待しています。
そういえば、「ソーシャルグッドサミット」てのが日本でもMeetupをしてるんですよね。今はUNDP(国連開発計画)が主催なのかな?今年も9月にありましたが、確か僕が日本での第1回に参加したんですよね。2011年の初回は20人いなかったんじゃないかな。たしか青山のどこかの会議室だった。
そんなことも、ふと思った動画でした。
■CSR|ベネトン・ジャパン