Apple-CSR

AppleのCSR

Appleが社会的な価値作りを積極的に行っています。

Appleといえば、「Apple社CEO・クック氏、同性愛者とカミングアウトし話題に」、「AppleのCSR、クック氏はダイバーシティの現状に満足せず」、「AppleのCSRは、おしとやかでコーズマーケティングな75億円だった?」という記事でも紹介してきた通り、積極的なCSR活動をしています。

で、今回ご紹介するのは、コーズマーケティングのプログラムなのですが、想像以上にインパクトが出せそうなものですよん。

世界エイズデーの取組み

アップルCSR

世界エイズデー

これは、超典型的なコーズマーケティングですね。

12月1日の「世界エイズデー」中、Appleの全商品が「(RED)」という社会貢献プロジェクトに、売上の一部を提供するとのこと。

なんだこれ!!

ずいぶん太っ腹なことしますやん。大々的なコーズマーケティング的プログラムは初めてなんじゃないの?ってくらい珍しい取組み。アクセサリーやギフトカードも対象みたいですね。

今までは「最新iPhone6対応! 社会貢献できる公式iPhoneケース「(PRODUCT)RED」」という記事でも書いた通り、プロダクトの公式ケースを中心に一部商品で1年中支援をしていたのですが、今回は1日だけとはいえ、全商品が対象。どんな結果になるのか楽しみです。(僕は買いませんが…)

ちなみに、2014年12月7日までの期間中、「(PRODUCT)RED」に参加しているアプリケーションやアプリケーション内のアイテムを購入すると、売上金額の100%が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付されるらしいです。アプリのダウンロードでも社会貢献!

Appleの教育支援

Apple-CSR

最近知ったのですが、Appleは教育分野の社会貢献プログラム的なコンテンツも準備しています。

Appleと教育
支援が必要な学習者向けの教育

具体的には、ハンディがある人でも、iPadやMacの機能を使えば、快適に作業ができますよ、みたいなものです。

そのまま社会貢献というわけではなく、最先端のテクノロジーで、ハンディを解決して行こうぜ!って雰囲気の見せ方。

まとめ

Appleユーザー歴10年を超える僕ですが、ここ最近のApple社の活動は非常に興味深いです。

昔では、環境以外のCSR活動に興味をほとんど示さなかった会社なので、コーズ(社会課題)に対してキャンペーンを組むなんて思いもしませんでした。

2015年も、世界のトップクラスの企業であるApple社が、アメリカのそして世界のCSR活動を牽引してくれることを願っております。

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追記:2014年12月18日

アップルCEOのティム・クックが従業員に送ったメールによると、同社は今期に2,000万ドル(約24億円)以上の募金をエイズの撲滅を目指す(RED)プロジェクトに寄付したことを伝えました。12月1日の世界エイズデーにアップルが世界的に展開したキャンペーンからも、多くの募金が集まったそうで、同社の難病に対する取り組みは着実に成果を上げているようです。

クックCEOのメールによると、同社がこれまで(RED)に寄付した金額は、1億ドル(約118億円)に達しました。今期の募金はこれまでで最大規模のものになったそうです。そして「私達の募金は命を救い、人々に希望を運んでいる」とも語っています。企業が自分の営利だけでなく、少しでも社会貢献をはたそうとする姿は素晴らしいですね。

アップル、2000万ドル以上をエイズ撲滅プロジェクト(RED)に寄付